殺人鬼

殺人鬼

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2006年11月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784043555048
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殺人鬼

  • 著者 横溝 正史
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2006年11月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784043555048

名探偵・金田一耕助が超一級の謎に挑む!

ある夫婦を付けねらっていた奇妙な男がいた。彼の挙動が気になった私は、その夫婦の家を見張った。だが、数日後、その夫婦の夫が何者かに殺されてしまった! 表題作ほか三編を収録した傑作短篇集! ある夫婦を付けねらっていた奇妙な男がいた。彼の挙動が気になった私は、その夫婦の家を見張った。だが、数日後、その夫婦の夫が何者かに殺されてしまった! 表題作ほか三編を収録した傑作短篇集!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「殺人鬼」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ★★☆☆☆ 金田一シリーズの中短編を4編収録。 表題作は、意外と周りで普通に暮らしているような人が殺人鬼だったりするという話。語り手を始め主要人物が悉く殺人鬼という設定は面白い。もっとコメディに振り切ってい ★★☆☆☆ 金田一シリーズの中短編を4編収録。 表題作は、意外と周りで普通に暮らしているような人が殺人鬼だったりするという話。語り手を始め主要人物が悉く殺人鬼という設定は面白い。もっとコメディに振り切っていれば良かったと思う。 『黒蘭姫』はこの本の中で一番正統派のミステリだった。少し犯人に同情できる部分もある。 『香水心中』は被害者をはじめ登場人物が皆好きになれない奴ばかりの上、真相もつまらないものである。 『百日紅の下にて』は不幸な若き女性の死の真相を巡る回想の殺人ものでまぁまぁの佳作。 …続きを読む
    Kircheis
    2020年12月16日
    206人がナイス!しています
  • [“殺人鬼”名鑑・第1集①]名称:殺人鬼 被害者:女性6名 特徴:黒い帽子、黒い眼鏡、かるく足をひきずっている◇「殺人鬼」「黒蘭姫」「香水心中」「百日紅の下にて」という短編4編を収録。横溝正史は短編も実に [“殺人鬼”名鑑・第1集①]名称:殺人鬼 被害者:女性6名 特徴:黒い帽子、黒い眼鏡、かるく足をひきずっている◇「殺人鬼」「黒蘭姫」「香水心中」「百日紅の下にて」という短編4編を収録。横溝正史は短編も実に魅力的ですよね!書き出しからインパクトのある表題作は、犯人像が二転三転して最後まで息をもつかせぬ展開!数多くの“殺人鬼”が生み出された横溝作品の中にあって、その“称号”をタイトルに冠するだけのことはある秀作です!そして、横溝自身が自薦ベスト10にも選んだ「百日紅~」は、読後感も素晴らしい必読の傑作ですよ! …続きを読む
    麦ちゃんの下僕
    2020年08月13日
    112人がナイス!しています
  • 金田一耕助シリーズ短編集。私が本シリーズを好きな理由の一つに、物語と物語の継続性がある。「本陣殺人事件」の後、金田一耕助は戦争に出兵する。出兵先での戦友から託された使命を果たす為に、日本に帰って来て最 金田一耕助シリーズ短編集。私が本シリーズを好きな理由の一つに、物語と物語の継続性がある。「本陣殺人事件」の後、金田一耕助は戦争に出兵する。出兵先での戦友から託された使命を果たす為に、日本に帰って来て最初の物語が「百日紅の下にて」だ。その謎の設定や会話にて明らかにする、推理の組み立てがあざやかな良作だ。この後「獄門島」へ向かう、颯爽とした後ろ姿は堪らない。そして島より戻った彼が、最初に携わるのが「殺人鬼」だ。そのラスト、一工夫は秀逸だ。横溝正史先生の世界観、金田一耕助の独特な雰囲気は、何度読んでも心に響く。 …続きを読む
    セウテス
    2019年01月31日
    108人がナイス!しています

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