北神伝綺 下

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2004年08月27日
判型:
B6変形判
ページ数:
232
ISBN:
9784047136694
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北神伝綺 下

  • 著者 森 美夏
  • 原作 大塚 英志
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2004年08月27日
判型:
B6変形判
ページ数:
232
ISBN:
9784047136694

闇の民俗学者・兵頭北神があばく異端の日本史!

日本が近代国家として成立する最終段階で、正史から消されなければならなかった数々の事象とは? 昭和初期の文化・政治情勢を下敷きに、奔放な想像力で紡がれるスリリングな民俗学ロマン! 日本が近代国家として成立する最終段階で、正史から消されなければならなかった数々の事象とは? 昭和初期の文化・政治情勢を下敷きに、奔放な想像力で紡がれるスリリングな民俗学ロマン!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「北神伝綺 下」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 下巻は大杉栄と甘粕正彦、北一輝と2.26が登場。この辺、詳しくないので思わず史実を調べてしまったが、北一輝のその筋では有名らしいオカルティックな「霊告日記」などの史実と柳田=大塚の想像力をうまくからめた、 下巻は大杉栄と甘粕正彦、北一輝と2.26が登場。この辺、詳しくないので思わず史実を調べてしまったが、北一輝のその筋では有名らしいオカルティックな「霊告日記」などの史実と柳田=大塚の想像力をうまくからめた、歴史小説の趣だ。出口王仁三郎と江戸川乱歩の登場はちょっと強引だが、柳田の「海上の道」とムー大陸を結びつけるなどアクロバット的な奔放さも、コミックスならではだろう。この後、満州を舞台にした続編が構想されていたというが、連載雑誌の廃刊のため中断のままというのは、返す返すも残念■90 …続きを読む
    翔亀
    2014年01月26日
    11人がナイス!しています
  • 政治がオカルトを排除し、日本を急速に近代化させて往った時代を、幻想と哀感を交えながら描く『北神伝綺』下巻。本書では江戸川乱歩、甘粕正彦、出口王仁三郎、北一輝といった実在の人物たちが登場し彩りを添える。 政治がオカルトを排除し、日本を急速に近代化させて往った時代を、幻想と哀感を交えながら描く『北神伝綺』下巻。本書では江戸川乱歩、甘粕正彦、出口王仁三郎、北一輝といった実在の人物たちが登場し彩りを添える。このシリーズで面白いのは「満州」という、今では日本史の汚点というイメージでしか語られないものが、アウトサイダーたちの理想郷として建立されようとしていた、という大塚氏の独自の解釈によって貫かれている事である。これは引き続き『木島日記』にも「ナチスに迫害されたユダヤ人の受け入れ先」として登場するモチーフだ。 …続きを読む
    Bo-he-mian
    2020年03月14日
    9人がナイス!しています
  • 国体主義により葬られた日本先住民族の末路が哀しかった。これからってところで物語が中断してしまったのが非常に残念。続きが読みたい 国体主義により葬られた日本先住民族の末路が哀しかった。これからってところで物語が中断してしまったのが非常に残念。続きが読みたい
    もち
    2010年08月31日
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