毛布おばけと金曜日の階段

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2002年12月10日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
296
ISBN:
9784840222518
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毛布おばけと金曜日の階段

  • 著者 橋本 紡
  • イラスト ヤスダ スズヒト
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2002年12月10日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
296
ISBN:
9784840222518

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「毛布おばけと金曜日の階段」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • かけがえのない幸せと潰れるくらい重い現実。皆が通るあの小道を思い出させてくれる小品の3編を収録。何でも出来る喜びを持ちつつ、ちっぽけな存在という事を認識する相反性。思えばなんと無防備で傷つきやすい日々 かけがえのない幸せと潰れるくらい重い現実。皆が通るあの小道を思い出させてくれる小品の3編を収録。何でも出来る喜びを持ちつつ、ちっぽけな存在という事を認識する相反性。思えばなんと無防備で傷つきやすい日々を瞼の裏に置き去りにしたものか。惜しむらくは「毛布おばけ」にもう一物語欲しかったが「金曜日の階段」には大いに魅力を感じた。幸せとは埋めていくもの、積み上げるものなのだと思いました。 …続きを読む
    ハタ
    2016年02月23日
    44人がナイス!しています
  • 毎週金曜日、未明の姉は毛布おばけになる。そんな毛布おばけを囲む2人の少年少女の物語。登場人物たちはちょっと奇妙な背景を持ちつつも、物語自体はなんてことない日常を切り取っている印象。派手なストーリーは無 毎週金曜日、未明の姉は毛布おばけになる。そんな毛布おばけを囲む2人の少年少女の物語。登場人物たちはちょっと奇妙な背景を持ちつつも、物語自体はなんてことない日常を切り取っている印象。派手なストーリーは無くとも、大事なものを伝えてくれる良作だったと思う。私自身、未明に似た考え方をしてしまう人間なので、いろいろと考えさせられた。 ベストイラストは、85頁の未明と真琴。 7/10点 …続きを読む
    星野流人
    2013年03月08日
    24人がナイス!しています
  • やっぱり橋本紡はこの系統を書かせたらトップクラスの作家だと思う。 ちょっとズレちゃった人の心理描写がやたら上手い。また、物語の運び方、脇役の使い方も良い。 また、毛布おばけの設定があるおかげで、ただの青 やっぱり橋本紡はこの系統を書かせたらトップクラスの作家だと思う。 ちょっとズレちゃった人の心理描写がやたら上手い。また、物語の運び方、脇役の使い方も良い。 また、毛布おばけの設定があるおかげで、ただの青春系物語からの乖離を果たしている。 描写力の高さにはただただ脱帽。 人生の一冊になるほどの主張には欠けるが、非の打ち所のない良作。完成品。 …続きを読む
    吉野ヶ里
    2014年03月28日
    13人がナイス!しています

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