夜はもう明けている

夜はもう明けている

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2004年05月31日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
256
ISBN:
9784048735193

夜はもう明けている

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2004年05月31日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
256
ISBN:
9784048735193

現代におけるぎりぎりの愛の寓話

9.11以降急速にわれわれの心の中に様々な暴力が忍び込んでいないだろうか?本書はジェイマキナリーの翻訳で知られる駒沢敏器が、現代におけるぎりぎりの愛の形をスタイリッシュに描いた恋愛小説です。 9.11以降急速にわれわれの心の中に様々な暴力が忍び込んでいないだろうか?本書はジェイマキナリーの翻訳で知られる駒沢敏器が、現代におけるぎりぎりの愛の形をスタイリッシュに描いた恋愛小説です。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「夜はもう明けている」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 写真集か雑誌のような小説。著者は元SWITCHの編集者とあり、合点がいきました。複数のエピソードが交錯しつつ、進むストーリー。このこじゃれた感じは、片岡義男っぽいですね。 写真集か雑誌のような小説。著者は元SWITCHの編集者とあり、合点がいきました。複数のエピソードが交錯しつつ、進むストーリー。このこじゃれた感じは、片岡義男っぽいですね。
    おさむ
    2014年08月16日
    15人がナイス!しています
  • 本の帯に「象はなぜ最愛の主人を襲うのか?」とあるが本当なのだろうか。この小説に登場する人たちのように自分の憎悪や暴力を自分のすべてを受け入れてくれる最愛の人にぶつけてしまうということは確かにあるかもし 本の帯に「象はなぜ最愛の主人を襲うのか?」とあるが本当なのだろうか。この小説に登場する人たちのように自分の憎悪や暴力を自分のすべてを受け入れてくれる最愛の人にぶつけてしまうということは確かにあるかもしれない。駒沢さんの著作を何冊か読んでいるとわかるが、主人公の隆司は駒沢さんの分身ではないかと思う。突然家を出て行った彼の妻や、彼女が持っていた石の話などがこの物語と重なってくる。駒沢さんのファンとしては興味深い。作者が故人のため続編が望めないのが残念だ。 …続きを読む
    おおにし
    2016年05月27日
    12人がナイス!しています
  • 不思議な印象の作品でした。人は生きていく中で知らない内に“暴力”に曝され、別の人に“暴力”を与える。しかしながら、どこかで“暴力の連鎖”を止めなければいけない。人を愛するという事は、“暴力の連鎖”と闘う事に他 不思議な印象の作品でした。人は生きていく中で知らない内に“暴力”に曝され、別の人に“暴力”を与える。しかしながら、どこかで“暴力の連鎖”を止めなければいけない。人を愛するという事は、“暴力の連鎖”と闘う事に他ならないと感じました。突き詰められた孤独は、自分が存在している世界の境界線も曖昧にしてしまう…。う〜ん、難しい。『存在していなくても、心のなかでは生きているんです』 …続きを読む
    daubentonia
    2012年12月25日
    6人がナイス!しています

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