時には懺悔を

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2001年09月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
352
ISBN:
9784043615018
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時には懺悔を

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2001年09月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
352
ISBN:
9784043615018

濃密な親子の絆! 横溝賞作家が描く、感動の物語。

男は癒し得ぬ傷を負い、女は人生の再生を夢見て、ひとりの子供を追った。そして、子供は運命のなすがままに生きた――。障害児を通して綴る、親子の絆。 男は癒し得ぬ傷を負い、女は人生の再生を夢見て、ひとりの子供を追った。そして、子供は運命のなすがままに生きた――。障害児を通して綴る、親子の絆。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「時には懺悔を」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 読友さんのレビューにひかれ、初挑戦の打海さん作品でしたが、イヤ、ホントにスゴい作品に出会いました。この衝撃はかつて『デフ・ヴォイス』を読了して以来のインパクトに匹敵します。話は基本、ミステリーで展開さ 読友さんのレビューにひかれ、初挑戦の打海さん作品でしたが、イヤ、ホントにスゴい作品に出会いました。この衝撃はかつて『デフ・ヴォイス』を読了して以来のインパクトに匹敵します。話は基本、ミステリーで展開されますが正直、そんな話の軸なんてどうでもよくなるくらい本作の放つ雰囲気が独特すぎて圧倒されてしまいます。今から20年以上も前に書かれた作品なので、時代の流れは感じますが「障害児」を扱った内容でこんなにも奥深く、読者のココロを鷲掴みにしてしまう作品はここ最近ないのでは。読後感も本作でしか味わえないレベルかなと。 …続きを読む
    おしゃべりメガネ
    2016年12月05日
    217人がナイス!しています
  • 「愚者と愚者」シリーズの打海文三作品。2作目なので荒削りだけど、「誘拐された子供が障害児で、身代金を要求された両親は介護に疲れ切っていた」という探偵小説で、なんとも打海文三だ。キツい状況でも、前を向い 「愚者と愚者」シリーズの打海文三作品。2作目なので荒削りだけど、「誘拐された子供が障害児で、身代金を要求された両親は介護に疲れ切っていた」という探偵小説で、なんとも打海文三だ。キツい状況でも、前を向いて進もうと悪戦苦闘する登場人物達には応化戦争シリーズの原型を感じる。僕は息子の手術の関係で、小平にある国立精神・神経医療センターの小児科に出入りしてた時期がある。関東中から重度の障害を抱えた子供達と付き添いの母親達が集まっていた。みんなすごく前向きで美しいなと感じていたことを思い出した。そうだ、前を向くんだ。 …続きを読む
    キク
    2022年05月29日
    57人がナイス!しています
  • 探偵見習の中野聡子の代理教官を務める事になった佐竹は、実習の一環として知人の米本の探偵事務所に盗聴器を仕掛けに行くも、そこには米本の死体。米本殺しを追う仲で新たに分かった障害児誘拐事件。二つの事件を追 探偵見習の中野聡子の代理教官を務める事になった佐竹は、実習の一環として知人の米本の探偵事務所に盗聴器を仕掛けに行くも、そこには米本の死体。米本殺しを追う仲で新たに分かった障害児誘拐事件。二つの事件を追う中で誘拐された被害者の慟哭が聞こえてくるようなずしんと重い雰囲気となっている。本格的社会派ともいえる本作だが、探偵見習の聡子の年頃の女性ならではの明るさがいい塩梅となっている。ミステリーとしては目を見張るものはないが、障害児の親としての在り方とは何かを突き付けられている気がした。次作にも期待したい。 …続きを読む
    しょう
    2023年05月14日
    53人がナイス!しています

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