グランド・ミステリー(下)

グランド・ミステリー(下)

label
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2001年04月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
464
ISBN:
9784043578023
label

グランド・ミステリー(下)

  • 著者 奥泉 光
  • デザイン 高橋 雅之
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2001年04月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
464
ISBN:
9784043578023
真珠湾攻撃のただ中で起きた海軍大尉の怪死。その謎に端を発する空前絶後の一代ミステリ・ロマン。小説のあらゆる可能性と魅力を極限まで追求した世紀の大作。 真珠湾攻撃のただ中で起きた海軍大尉の怪死。その謎に端を発する空前絶後の一代ミステリ・ロマン。小説のあらゆる可能性と魅力を極限まで追求した世紀の大作。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「グランド・ミステリー(下)」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 戦争という非常時。どんな事があっても、また人々の精神が狂うのも、何が「異常」なのか一概に言えない。物語の基礎が戦争なので、パラレルワールドでも幻想でも、もう何でも受入れられてしまう。自分が参戦しレイテ 戦争という非常時。どんな事があっても、また人々の精神が狂うのも、何が「異常」なのか一概に言えない。物語の基礎が戦争なので、パラレルワールドでも幻想でも、もう何でも受入れられてしまう。自分が参戦しレイテやミッドウェーに行ってたなら、早々に精神破壊してる。始めの真珠湾攻撃時の謎は氷山の一角でした。読み手によって印象は様々だろうな。 …続きを読む
    てふてふこ
    2014年04月14日
    13人がナイス!しています
  • 呆れるほどに面白い。基本的に大長編はすぐに飽きるせいか好きでないのだが、物語は長ければ長いほど良いという奥泉光の面目躍如もあって、もっと長くても良かったと思える読書は随分久しぶりである。そして本書で描 呆れるほどに面白い。基本的に大長編はすぐに飽きるせいか好きでないのだが、物語は長ければ長いほど良いという奥泉光の面目躍如もあって、もっと長くても良かったと思える読書は随分久しぶりである。そして本書で描かれる歴史の記述とは何か?という問いは、これが描かれて15年以上経つ今でなお有効だろう。なんにせよ良かった、特に迂遠ながらもスクリューボール・コメディのようにオチる、奥泉のコントロールの良さはアッパレだ。ファム・ファタールの存在がやや中途半端な気もするが。 …続きを読む
    ネムル
    2015年08月15日
    7人がナイス!しています
  • 下巻読みはじめて2ページ目で「は?」ってなったけど、これ気づかんまま行ってだいぶ後で混乱するパターンもあるよな。戦記SF的にはありきたりなモノ(『ジパング』とか)が(二回目の)事件の発端なので、種明かし 下巻読みはじめて2ページ目で「は?」ってなったけど、これ気づかんまま行ってだいぶ後で混乱するパターンもあるよな。戦記SF的にはありきたりなモノ(『ジパング』とか)が(二回目の)事件の発端なので、種明かし自体はフーンって感じだったけど、むしろ友鶴事件とか九軍神とか実在のできごとを仮構に使う意味を考えてしまった。後者は「実際はほとんどあり得ないはずの」個人のドラマが既に仕立てられてしまっているだけに、あえての、というところなのだろうが…冒頭のミステリアスな感じからすると、どうしても拍子抜け、って感じがする。 …続きを読む
    モリータ
    2013年06月13日
    6人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品