新版 歎異抄 現代語訳付き

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2001年07月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
160
ISBN:
9784043590018
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新版 歎異抄 現代語訳付き

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2001年07月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
160
ISBN:
9784043590018

あらゆる物を超越して一心に信じる強さ!救いがたい現代に贈る魂救済の活路

悪人ですら極楽往生ができる。鎌倉初期、苦悩するすべての人を救済しようと立ち向かった親鸞の教えを、正しく後世に伝えようと愛弟子が編んだ『歎異抄』。ここに綴られた親鸞の教えは慈愛に満ち、絶望にあえぐ人々を勇気づけてきた。そしてまた時を超えて、現代に生きるわれわれにも多くの示唆を与えてくれる。本書は、現代人のニーズに合わせて、原文に語釈・解説を施し、読みやすい現代語訳を付した決定版。 悪人ですら極楽往生ができる。鎌倉初期、苦悩するすべての人を救済しようと立ち向かった親鸞の教えを、正しく後世に伝えようと愛弟子が編んだ『歎異抄』。ここに綴られた親鸞の教えは慈愛に満ち、絶望にあえぐ人々を勇気づけてきた。そしてまた時を超えて、現代に生きるわれわれにも多くの示唆を与えてくれる。本書は、現代人のニーズに合わせて、原文に語釈・解説を施し、読みやすい現代語訳を付した決定版。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

凡例

本文(現代語訳)
〔前篇〕
 序文(竊廻愚案、粗勘古今)
 第一条(弥陀の誓願不思議に)
 第二条(おのおのの、十余ケ国の)
 第三条(善人なをもつて往生をとぐ)
 第四条(慈悲に聖道・浄土のかはりめ)
 第五条(親鸞は、父母の孝養のためとて)
 第六条(専修念仏のともがらの)
 第七条(念仏者は、無碍の一道なり)
 第八条(念仏は、行者のために)
 第九条(念仏まふしさふらへども)
 第十条(念仏には無義をもつて義とす)

〔後篇〕
 序文(そもそも、かの御在生のむかし)
 第十一条(一文不通のともがらの)
 第十二条(経釈をよみ、学せざるともがら)
 第十三条(弥陀の本願不思議におはしませばとて)
 第十四条(一念に八十億劫の重罪を滅す)
 第十五条(煩悩具足の身をもつて)
 第十六条(信心の行者、自然に)
 第十七条(辺地往生をとぐるひと)
 第十八条(仏法のかたに、施入物の多少に)
 後記(右条々は、みなもつて)
〔付録〕
 流罪記録
 奥書

解説
 一 『歎異抄』の著者
 二 写本・刊本と註釈書
 三 各条の関連解説
親鸞関係年表
あとがき

「新版 歎異抄 現代語訳付き」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 信仰の本質を綴り、人間のちっぽけさを教えてくれる。一生の伴としたい本がまた増えた■司馬遼太郎も「無人島に持っていく本」に選んだらしい。確かに、真理に触れたような手応えが時々ある。面白い。本文、現代語訳 信仰の本質を綴り、人間のちっぽけさを教えてくれる。一生の伴としたい本がまた増えた■司馬遼太郎も「無人島に持っていく本」に選んだらしい。確かに、真理に触れたような手応えが時々ある。面白い。本文、現代語訳、解説という構成も親切だった■浄土に行くために念仏を唱える――そこにも、「自力で」辿り着こうという傲慢が潜む。煩悩とは、なんと拭いがたいことか■悲惨な事件や事故が絶えない。思い通りにならない世の中で、自責や他責を咎めるだけでは少ししんどい。自分の到底及ばない力があると認めることが、心に余白を生むかもしれない。 …続きを読む
    びす男
    2021年06月30日
    51人がナイス!しています
  • 兎や羊の毛の先ほどの軽い罪さえも宿業によらないものはない。善行も同様。自分自身の自由な意志と決断に基づいてしているつもりの行為が実際はことごとく過去の宿業の結果ならば、自由意志などというのは幻でしかな 兎や羊の毛の先ほどの軽い罪さえも宿業によらないものはない。善行も同様。自分自身の自由な意志と決断に基づいてしているつもりの行為が実際はことごとく過去の宿業の結果ならば、自由意志などというのは幻でしかない。人間と行為を切り離して考える。その人が悪いのではなく、その行いが悪いのだから、悪行ゆえに人を責めることも、善行ゆえに人を誉めることも、意味がない。人間と行為を不可分に捉えるから迷いが生まれる。人が何を「する」かではなく、何で「ある」かを問うところに解決の糸口があるのかもしれない。 …続きを読む
    松本直哉
    2017年10月15日
    36人がナイス!しています
  • 浄土真宗の唯円が、開祖であり師・親鸞の教えを正しく後世に伝えようと書き残した「歎異抄」。  友人たちとの仏教読書会で、半年~1年かけて親鸞の著作と本作を輪読・精読した。「他力本願」と「悪人正機」で有名 浄土真宗の唯円が、開祖であり師・親鸞の教えを正しく後世に伝えようと書き残した「歎異抄」。  友人たちとの仏教読書会で、半年~1年かけて親鸞の著作と本作を輪読・精読した。「他力本願」と「悪人正機」で有名な「歎異抄」。ただ阿弥陀仏の本願に頼って念仏を唱えれば成仏できる、というのが「他力本願」、そして自分のやった善行によって往生しようとする行為(自力作善)のない凡夫(悪人)が往生できる、というのが「悪人正機」である。他力念仏によほどの信念があったのだと伺えた。 …続きを読む
    akihiko810/アカウント移行中
    2023年02月13日
    34人がナイス!しています

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