「遊戯する神仏たち 近世の宗教美術とアニミズム」感想・レビュー
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精神的に煮詰まってくると、こういった本が好き。寝そべってぼんやり読むと中世の人々が描いた世界に迷い込める。それにしてもモノトーンが実に多彩に浮かび上がるから不思議なものだ。2014年10月17日29人がナイス!しています
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軽く読める近代日本の宗教美術論。大好きな司馬遼の流れと似ていて随所に拾いものあり。宗教美術におき 仏・菩薩の何物にもとらわれない自由な在り様を遊解と説く。三章でアニミズム・野に生きた僧・飯田市の傑作を …続きを読む2014年02月03日20人がナイス!しています
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元来インド仏教にはなかった「草木成仏」の思想をすんなり受容する日本。仏像や絵画にも自然への畏怖、アミニズムが宿る。古くは土偶に表れる蛇信仰、時代下ってつくも神や百鬼夜行、鳥獣戯画。個々の論にあまり強い …続きを読む2023年03月09日5人がナイス!しています