老いの時間の密度

老いの時間の密度

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1995年11月24日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
256
ISBN:
9784048834193

老いの時間の密度

  • 著者 黒井 千次
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1995年11月24日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
256
ISBN:
9784048834193

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「老いの時間の密度」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 「春の道標」に感銘を受けて、作者のエッセイを読んだ。思った通り、いやそれ以上の「手応え」があった。読みながら、筆者の想いの鋭さや感性に頷いてばかりいた。特に「時・・過去・現在・未来」にまつわる文には、 「春の道標」に感銘を受けて、作者のエッセイを読んだ。思った通り、いやそれ以上の「手応え」があった。読みながら、筆者の想いの鋭さや感性に頷いてばかりいた。特に「時・・過去・現在・未来」にまつわる文には、黒井の深い人生観が織り込まれている。「・・それだというのに、現在とは合わせた掌の間からとどめようもなく漏れていく水のようなものであり、どうしていいか分からぬうちに、たちまち過去の中に吸い込まれてしまう。現在というものはどこも存在せず、ただ過去と未来の接点が目の前を通過していくだけだ。」 …続きを読む
    よし
    2016年01月08日
    5人がナイス!しています
  • 著者が現在の私の年齢(60代半ば)の頃の考えを知りたいと思って探したのが本書である。著者は私の親の年代なので約30歳離れており、本書の内容は1990年頃の話である。当時の著者の『老い』の見方ついて現在の私が賛同 著者が現在の私の年齢(60代半ば)の頃の考えを知りたいと思って探したのが本書である。著者は私の親の年代なので約30歳離れており、本書の内容は1990年頃の話である。当時の著者の『老い』の見方ついて現在の私が賛同できることも多いが、時代の違いや個人の志向の違いも多々感じた。また、先日読んだ90歳になった現在の著者の「老いの深み」は先を考える内容が多いのに対し、本書は当時の著者が昔を振り返る内容が多かったのが意外であった。これから先の私が老いる時代は誰にとっても未知の時代なのでワクワクしながら迎えたいものだ。 …続きを読む
    tomo
    1970年01月01日
    1人がナイス!しています

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