軍神

軍神

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1996年04月24日
判型:
四六判
ページ数:
336
ISBN:
9784048729536

軍神

  • 著者 古川 薫
  • 本文イラスト 三井 永一
  • 装丁 杉本 一文
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1996年04月24日
判型:
四六判
ページ数:
336
ISBN:
9784048729536

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「軍神」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 乃木将軍の生涯を暖かい筆で綴ったような一冊です。明白な事実以外は多種多様な解釈が出来るのが小説の面白さかなと感じます。あとがきが面白かったです。 乃木将軍の生涯を暖かい筆で綴ったような一冊です。明白な事実以外は多種多様な解釈が出来るのが小説の面白さかなと感じます。あとがきが面白かったです。
    金吾
    2023年05月12日
    23人がナイス!しています
  • 司馬遼太郎により愚将のレッテルを貼られた乃木希典について描かれた作品。少年期から文学の道に進みたかったのに、父が許さず軍人として生きる羽目になった不運な男。気に入られて出世街道まっしぐらなものの、西南 司馬遼太郎により愚将のレッテルを貼られた乃木希典について描かれた作品。少年期から文学の道に進みたかったのに、父が許さず軍人として生きる羽目になった不運な男。気に入られて出世街道まっしぐらなものの、西南戦争で旗を奪われるという失態したことで自暴自棄になっている感じがしました。愚将というか部下を信頼し、一途な普通の将軍だと思います。日露戦争は大本営もひどいと思ってましたが、それ以上に参謀本部と乃木の参謀の見込みの甘さがひどいという印象です。奥様は姑や夫にもある意味ひどい扱いされたのに一緒に殉死なんて。。。 …続きを読む
    BIN
    2025年05月12日
    5人がナイス!しています
  • 司馬遼太郎の『殉死』に複雑な思いを持ちつつ書かれ、司馬氏の死後に出版された。『殉死』から世間に広まった乃木希典に対する嘲笑に、作者の古川薫は黙っていられなくなったという。私は乃木贔屓でもアンチ乃木でも 司馬遼太郎の『殉死』に複雑な思いを持ちつつ書かれ、司馬氏の死後に出版された。『殉死』から世間に広まった乃木希典に対する嘲笑に、作者の古川薫は黙っていられなくなったという。私は乃木贔屓でもアンチ乃木でもないが、『漂泊者のアリア』『三弦の志士』などで感じた古川薫の人間観、優しさが好きで、それはこの作品でも十分感じられた。 …続きを読む
    トントン
    2018年01月28日
    4人がナイス!しています

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