白愁のとき

白愁のとき

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1992年10月30日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
280
ISBN:
9784048727235

白愁のとき

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1992年10月30日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
280
ISBN:
9784048727235

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「白愁のとき」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 1991年の作品。若年性アルツハイマー病を知ったのはいつ頃だったろう。『明日の記憶』(荻原浩)の頃だとすると2000年代初め。とするとこの作品は若年性…についての先駆的な小説か。51歳の働き盛りで「アルツハイマ 1991年の作品。若年性アルツハイマー病を知ったのはいつ頃だったろう。『明日の記憶』(荻原浩)の頃だとすると2000年代初め。とするとこの作品は若年性…についての先駆的な小説か。51歳の働き盛りで「アルツハイマー病の疑い」となった造園作家・恵門潤一郎。「人はつい肉体的な余命ばかり考えるけれど、精神的な余命についても、もう少し考えるべきじゃないだろうか」自殺まで考えた恵門の抱える不安、苦悩、恐怖は、母が認知症で、また言葉がでないことが増えた身としては切に胸にくる。「白愁」は陰陽五行説の「白秋」より。 …続きを読む
    pirokichi
    2022年07月02日
    24人がナイス!しています
  • 若い頃に読んだ印象が強く、今ならどう思うか知りたくて読んだ。この病にかかることを当時は恐ろしく感じたものだが、当時より印象は強くない。多分描かれた時代背景が大きく変わり、病気も怖さが変質したのだろう。 若い頃に読んだ印象が強く、今ならどう思うか知りたくて読んだ。この病にかかることを当時は恐ろしく感じたものだが、当時より印象は強くない。多分描かれた時代背景が大きく変わり、病気も怖さが変質したのだろう。こういう事態は名作が時の侵食にあったという事だろうか?今は主人公が投げ棄てた腕時計に、主人公の精神的末期を幸福と見る。 …続きを読む
    zanta
    2012年10月17日
    0人がナイス!しています

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