花の降る午後

花の降る午後

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1988年03月24日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
432
ISBN:
9784048724906

花の降る午後

  • 著者 宮本 輝
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1988年03月24日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
432
ISBN:
9784048724906

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「花の降る午後」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 宮本輝さん数作目です。どれを読もうか悩んで、何となく予約をいれた本作は新聞に連載された作品だそうです。当初は違うもくろみがあったそうですが、善良な人が幸せになる終わり方に、書いてる内になったという、あ 宮本輝さん数作目です。どれを読もうか悩んで、何となく予約をいれた本作は新聞に連載された作品だそうです。当初は違うもくろみがあったそうですが、善良な人が幸せになる終わり方に、書いてる内になったという、あとがきが面白かった。義父と夫を立て続けに亡くし、フランス料理店の経営を任される典子、そこに一枚の絵が絡んできて、一人の青年と出会い、物語が動き出す辺りが、昼ドラのようでもあり、面白かった。新聞に連載されていたのもうなずける。他の宮本輝作品も気になります。 …続きを読む
    たつや
    2017年01月08日
    48人がナイス!しています
  • 夫亡きあと老舗フランス料理店のオーナーとなった典子が、仕事と恋の狭間で揺れ動く様子を、サスペンス要素を交えて描いた作品。前回読んだ錦繍よりも格段に読みやすく、時代の古さはところどころ感じるが違和感はほ 夫亡きあと老舗フランス料理店のオーナーとなった典子が、仕事と恋の狭間で揺れ動く様子を、サスペンス要素を交えて描いた作品。前回読んだ錦繍よりも格段に読みやすく、時代の古さはところどころ感じるが違和感はほとんどない。女としての喜びと仕事の達成感を同時に手にする難しさは今でも変わらないし、年齢も近いから共感できるところも多かった。その後の二人の幸せとアヴィニョンの繁栄を願いながら静かに読み終えた。 …続きを読む
    b☆h
    2024年04月28日
    40人がナイス!しています
  • 神戸を舞台にした本を続けて読んでみたいと探したら、この本があった。ずっと昔に読んではいたが、全く記憶になく、新鮮。一つ前に読んだ神戸本もやはりフレンチレストランの話だったが、宮本さんらしいネットリとし 神戸を舞台にした本を続けて読んでみたいと探したら、この本があった。ずっと昔に読んではいたが、全く記憶になく、新鮮。一つ前に読んだ神戸本もやはりフレンチレストランの話だったが、宮本さんらしいネットリとした恋とミステリアスな乗っ取り話。頭の中で典子は北川景子、高見は宮沢氷魚になっていた。その昔、ドラマや映画になったみたいだが、多少現代的ではもうなくなっているなぁ、という印象。40年近く経っているから仕方ないか。シェフの加賀の喫煙シーンにゲンナリ。ラストの高見と典子の決断にホッとした。 …続きを読む
    冴子
    2022年09月10日
    21人がナイス!しています

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