北神伝綺 上巻

北神伝綺 上巻

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1997年11月28日
判型:
A5判
ページ数:
228
ISBN:
9784048527699

北神伝綺 上巻

  • 著者 森 美夏
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1997年11月28日
判型:
A5判
ページ数:
228
ISBN:
9784048527699

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「北神伝綺 上巻」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 高校時代、本作と京極堂シリーズをきっかけに民俗学に嵌まった。今見ても森さんの才気走る画作りは凄すぎてわけがわからない。折口信夫をメインにした「木島日記」、小泉八雲の「八雲百怪」も捨てがたいけど、明治~ 高校時代、本作と京極堂シリーズをきっかけに民俗学に嵌まった。今見ても森さんの才気走る画作りは凄すぎてわけがわからない。折口信夫をメインにした「木島日記」、小泉八雲の「八雲百怪」も捨てがたいけど、明治~昭和の作家をいじりまくった本作が一番好き。平成の世でも根強い信者がいる著名人の超解釈が頻出するし、ある程度サブカル知識を持っていることが前提の読者向けだけど、やっぱり今読んでも最高に面白い。 …続きを読む
    おゆ
    2017年02月28日
    6人がナイス!しています
  • 柳田國男が切り捨てた昭和日本の闇について、柳田の元弟子・兵頭北神が紡ぐオカルト伝奇サスペンスだ。基本的には柳田民俗学からテーマを引っ張っていて、「神隠し考」、「マヨイガ考」、「間引き考」といった具合に 柳田國男が切り捨てた昭和日本の闇について、柳田の元弟子・兵頭北神が紡ぐオカルト伝奇サスペンスだ。基本的には柳田民俗学からテーマを引っ張っていて、「神隠し考」、「マヨイガ考」、「間引き考」といった具合になっている。「マヨイガ考」では、宮沢賢治の『永訣の朝』が巧みに絡めてあり、「間引き考」では竹久夢二や伊藤晴雨が登場するのでそちらも見どころである。また、死体オタクのロリコン学生として『バカの壁』の養老孟司氏が登場していて笑った。どのエピソードも民俗学とオカルトの具合が鮮やかで面白さに舌鼓を打った。 …続きを読む
    取り柄無し
    2025年08月06日
    5人がナイス!しています
  • 作品に出てくる実在の人物の性格はともかく民俗学好きには大変面白い内容。柳田、折口、解剖学者の先生とかなり無茶苦茶である。ただし霧社事件は描写によりかなり改変されている様ではある。 作品に出てくる実在の人物の性格はともかく民俗学好きには大変面白い内容。柳田、折口、解剖学者の先生とかなり無茶苦茶である。ただし霧社事件は描写によりかなり改変されている様ではある。
    うえ
    2017年05月16日
    5人がナイス!しています

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