カリブの悪夢

カリブの悪夢

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1985年04月22日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
312
ISBN:
9784047911598

カリブの悪夢

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1985年04月22日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
312
ISBN:
9784047911598

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「カリブの悪夢」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 所謂シチュエーション・ホラー。罪に対して弱い女のイメージと運命に立ち向かうマッチョな男との視点に揺さぶられて進行する物語は、カリブ海を彷徨う一艘のヨットという限定された状況のみで終始する。四囲は海洋で 所謂シチュエーション・ホラー。罪に対して弱い女のイメージと運命に立ち向かうマッチョな男との視点に揺さぶられて進行する物語は、カリブ海を彷徨う一艘のヨットという限定された状況のみで終始する。四囲は海洋であり、変遷するのは船の生活様式と人間心理のみでありながらも頁を捲らせ続ける技巧は圧巻だ。その筋とネタとがあまりに緊密であるゆえに、突っ込んだ感想はできないけど、「ミイラ取りがミイラになる」やら将棋における「駒は成ったら戻れない」てな感じ。敢て、これを一言で感想するなら「限界状況で犯される人間の概念図式」かな。 …続きを読む
    袖崎いたる
    2016年05月31日
    13人がナイス!しています
  • 絶海の孤島ならぬ、大海の漂流船でのホラー。極限状態での理不尽さというのは怖いし、疑心暗鬼にならざるを得ない。 絶海の孤島ならぬ、大海の漂流船でのホラー。極限状態での理不尽さというのは怖いし、疑心暗鬼にならざるを得ない。
    ぼの
    2010年07月21日
    0人がナイス!しています
  • 不倫カップルが密かにカリブ海のクルーズ2週間の船旅に申し込んだ。キャプテン夫婦に舵取りなど教えてもらい、含め楽しい4人の船旅になるはずだったが、スクリューの故障から船が漂流し始める。→これぞバッドエンド 不倫カップルが密かにカリブ海のクルーズ2週間の船旅に申し込んだ。キャプテン夫婦に舵取りなど教えてもらい、含め楽しい4人の船旅になるはずだったが、スクリューの故障から船が漂流し始める。→これぞバッドエンド‥女遊びに慣れているフィルに誘われ、船旅に参加したトレイシーが1番哀れ。漂流してからは化膿した傷の処置のシーン、心理的にも酷い描写が続く。キャプテンの航海日誌の「処断」が怖い。 …続きを読む
    光雲
    2021年09月20日
    0人がナイス!しています

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