文房四宝 硯の話

文房四宝 硯の話

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1998年07月06日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
232
ISBN:
9784047032958
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文房四宝 硯の話

  • 著者 榊 莫山
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1998年07月06日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
232
ISBN:
9784047032958
道具としての実用性と意匠の鑑賞性、骨董としての魅力をもつ硯は、選び方が難しい。端溪硯、歙州硯等愛用の硯を通して、魅力的な硯の世界を自在に語る。「水滴」「印材」も紹介。カラー口絵付。 道具としての実用性と意匠の鑑賞性、骨董としての魅力をもつ硯は、選び方が難しい。端溪硯、歙州硯等愛用の硯を通して、魅力的な硯の世界を自在に語る。「水滴」「印材」も紹介。カラー口絵付。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「文房四宝 硯の話」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 「なるほど、文房具とは愛でるものなのだ」と気づかされたシリーズ2冊目。硯、水滴、印材について書かれています。硯は手入れをしないとダメ、と筆者。まずは水に入れてやると喜ぶのだそうです。濡れると生き物のよう 「なるほど、文房具とは愛でるものなのだ」と気づかされたシリーズ2冊目。硯、水滴、印材について書かれています。硯は手入れをしないとダメ、と筆者。まずは水に入れてやると喜ぶのだそうです。濡れると生き物のように色彩を変える。砥石で研き、肌触りを整える。印材も人肌で味わい、時に絹で磨く。生き物を相手にするように、話しかけ、ご機嫌をうかがい、愛でる。文章を読みながら触覚を刺激され、写真の硯に手を伸ばして撫でてみたくなりました。創作にあたり、文字や言葉だけでなく、文房具からインスピレーションを得ることも多いのかも。 …続きを読む
    りー
    2020年03月01日
    13人がナイス!しています
  • 今日、登山してきた。山の麓町の硯職人さんとこの莫山先生の本の話しで盛り上がり、1時間くらいかけて硯について教えてもらった。硯職人側と書家とでは考え方にもすこし差異があるようだ。でも、本を読んで、素人の 今日、登山してきた。山の麓町の硯職人さんとこの莫山先生の本の話しで盛り上がり、1時間くらいかけて硯について教えてもらった。硯職人側と書家とでは考え方にもすこし差異があるようだ。でも、本を読んで、素人の自分にでも硯のイロハが解るようになってるから、この本は凄い。登山もきちっとしてきましたよ。 …続きを読む
    かざ
    2012年08月21日
    1人がナイス!しています
  • 石硯や水滴など、奥深い硯の世界を書家の視点から洞察。名硯に不可欠な鋒鋩や各種石硯の産地や質感など、実に明快な説明が加えられている。江戸時代の豪華な硯箱に比して日本製石硯の貧弱さを指摘するが、硯箱は平安 石硯や水滴など、奥深い硯の世界を書家の視点から洞察。名硯に不可欠な鋒鋩や各種石硯の産地や質感など、実に明快な説明が加えられている。江戸時代の豪華な硯箱に比して日本製石硯の貧弱さを指摘するが、硯箱は平安時代には既に成立しており、中世に格段の発展を遂げていることからみると、筆者の見解とは異なる主張も可能であろう。それにしても、硯の話は大抵石硯ばかりで、古代の陶硯がほとんど相手にされていない。その逆もまた然り。陶硯から石硯へ、文房具史として一連の潮流の中で叙述できないものだろうか。 …続きを読む
    Takashi 
    2017年06月11日
    0人がナイス!しています

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