裸のサル 動物学的人間像

裸のサル 動物学的人間像

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1979年06月06日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784043259014
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裸のサル 動物学的人間像

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1979年06月06日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784043259014

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「裸のサル 動物学的人間像」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 裸のサルとは、全身が体毛に覆われていないサルのこと、すなわち人間のことである。人間を「サル」という視点から動物学的にとらえて研究した学術論文というかたちで割と皮肉たっぷりに(けれど作為的にではなく)書 裸のサルとは、全身が体毛に覆われていないサルのこと、すなわち人間のことである。人間を「サル」という視点から動物学的にとらえて研究した学術論文というかたちで割と皮肉たっぷりに(けれど作為的にではなく)書かれている。起源、セックス、育児、探索、闘い、食事、慰安、動物たちといった章立てから人間の生態を解体して観察しており、特にページ数を費やしているのは闘いの章。他のサルと同様に持つ闘争本能と人間にだけ見られる転移行動とその解決方法についても述べられている。動物学という観点から社会学を包括していて興味深い。 …続きを読む
    なる
    2022年06月07日
    33人がナイス!しています
  • 人間は地球上で唯一絶対の存在ではなく、著しく脳が発達した毛の無いサルに過ぎない事を、起源、セックス、食、育児など多面的なテーマから論じた本。筆者は、科学技術や文化の面で飛躍的な発展を遂げている現代(20 人間は地球上で唯一絶対の存在ではなく、著しく脳が発達した毛の無いサルに過ぎない事を、起源、セックス、食、育児など多面的なテーマから論じた本。筆者は、科学技術や文化の面で飛躍的な発展を遂げている現代(20世紀後半)において、人間が自分たちが動物である事を忘れるといずれ大惨事が起こり得るので、人間の本質を踏まえ謙虚に行動せよと警鐘を鳴らす。 引用されるデータが出典不明確であったり、筆者が提唱する仮説が大胆過ぎたりで賛否はあろうが、読んでいて吹き出してしまう程ユーモアたっぷりの筆致に引き込まれた。 …続きを読む
    takutorocky
    2019年09月04日
    17人がナイス!しています
  • 父から勧められた本。人類文化学、文化人類学、自然人類学で学んだことを裏付けるような「人間」という裸のサルという種を他の動物の例と比較して共通点や相違点を見出し、考察している。 父から勧められた本。人類文化学、文化人類学、自然人類学で学んだことを裏付けるような「人間」という裸のサルという種を他の動物の例と比較して共通点や相違点を見出し、考察している。
    藤月はな(灯れ松明の火)
    2012年08月07日
    17人がナイス!しています

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