ソクラテスの弁明

ソクラテスの弁明

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1968年05月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
224
ISBN:
9784043016020
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ソクラテスの弁明

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1968年05月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
224
ISBN:
9784043016020
法廷においてきせられた不敬の罪状に対するソクラテスの弁明を描いたプラトン青年期の情熱的傑作。師に対する永遠の墓碑銘であると同時に、人類に残した貴重な教訓。 法廷においてきせられた不敬の罪状に対するソクラテスの弁明を描いたプラトン青年期の情熱的傑作。師に対する永遠の墓碑銘であると同時に、人類に残した貴重な教訓。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「ソクラテスの弁明」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 同じようにその思想ゆえに裁判にかけられて死刑になるのであっても、ソクラテスとイエスは何と違うことだろう。饒舌な前者と寡黙な後者。まるで世界を言葉で満ちあふれさせるようにたえず問いかけ、論じてやまないソ 同じようにその思想ゆえに裁判にかけられて死刑になるのであっても、ソクラテスとイエスは何と違うことだろう。饒舌な前者と寡黙な後者。まるで世界を言葉で満ちあふれさせるようにたえず問いかけ、論じてやまないソクラテスは、たぶん言葉の力を信じて、語り尽くせば理解してもらえると思っている。一方のイエスは、ヨハネ伝の「はじめにロゴスありき」ということばにもかかわらず、おそらく言葉など信じていない、それゆえ、お前は神の子かと問われても答えず、何ひとつ弁明しない。どちらが好きかと言われれば、イエスのほうが好きだけれども …続きを読む
    松本直哉
    2022年02月28日
    24人がナイス!しています
  • 『エウチュプロン』の副題は「敬虔について」だが、 εὐσέβεια は敬虔というよりも儒教の〈孝〉、つまり両親や先祖への崇敬に近いだろうか。親が殺人を犯したとき、親を訴えるのは不孝かどうか。敬虔のイデア、それに 『エウチュプロン』の副題は「敬虔について」だが、 εὐσέβεια は敬虔というよりも儒教の〈孝〉、つまり両親や先祖への崇敬に近いだろうか。親が殺人を犯したとき、親を訴えるのは不孝かどうか。敬虔のイデア、それによってすべての敬虔を説明できるような概念はあるかと問われるが、そのような問いにどれほど意味があるのだろう。日本の刑法の尊属殺への重罪規定を違憲とする判決などを思い浮かべた。殺したり殺されたりしたのが親であろうとなかろうと、殺人は殺人で罪の軽重には関係ない、とドライに割り切れるならば簡単なのだが。 …続きを読む
    松本直哉
    2024年08月16日
    21人がナイス!しています
  • 昔々の表紙は違うものでしたが、角川はなんとなくわかりやすそうに見えるから不思議。再読しようと思っていたが、あれから20年以上経っている。 昔々の表紙は違うものでしたが、角川はなんとなくわかりやすそうに見えるから不思議。再読しようと思っていたが、あれから20年以上経っている。
    活字の旅遊人
    1970年01月01日
    7人がナイス!しています

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