X Y Zと続いてきた悲劇、ドルリー・レーンシリーズの最後である。中盤くらいまではダラダラとした話だなぁと思いながら読んでいたのだが、爆弾が爆発したシーンがぶっ飛びすぎてて笑い、色盲なのに無茶する変装男にX Y Zと続いてきた悲劇、ドルリー・レーンシリーズの最後である。中盤くらいまではダラダラとした話だなぁと思いながら読んでいたのだが、爆弾が爆発したシーンがぶっ飛びすぎてて笑い、色盲なのに無茶する変装男に笑い、そこからはテンポよく進んでいった。双子トリックはいただけなかったが、最後の犯人には驚きしかない。ドルリー・レーンシリーズはこの最後の一冊のためにあると言っても過言ではない。X Y Zを読んだなら、必ず本書も読むのをお勧めする。まさに悲劇。そして、犯人の火事場の馬鹿力も後でジワジワくる。…続きを読む