ネオン・レイン

ネオン・レイン

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1990年09月17日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
400
ISBN:
9784042466017
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ネオン・レイン

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1990年09月17日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
400
ISBN:
9784042466017

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「ネオン・レイン」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 著者のジェイムズ・リー・バークは、それまで6つの純文学作品を出版していたが、本書で初めてこうしたジャンルに挑戦し、成功を収めたようだ。分類上はミステリーということになるのかも知れないが、内実はタフなハ 著者のジェイムズ・リー・バークは、それまで6つの純文学作品を出版していたが、本書で初めてこうしたジャンルに挑戦し、成功を収めたようだ。分類上はミステリーということになるのかも知れないが、内実はタフなハードボイルドに真骨頂を発揮する小説だ。主人公のロビショーは、ハードボイルドには当然の孤独な刑事なのだが、彼は自らが属する警察組織や他の国家機関(CIA)からも孤立する存在である。ニューオーリンズを舞台に展開する物語は著者に独特のスタイルであり、評価の高さも肯ける。ことさらに詩情をたたえた終幕の寂寥感は見事。 …続きを読む
    ヴェネツィア
    2015年12月07日
    260人がナイス!しています
  • いいミステリ作家に出会えたなと思う。解説にある通り、デイブは所謂タフガイではない。犯罪者にも共感でき多少の妥協もすることのできる他にはないタイプの主人公。その感じが舞台であるニューオリンズやルイジアナ いいミステリ作家に出会えたなと思う。解説にある通り、デイブは所謂タフガイではない。犯罪者にも共感でき多少の妥協もすることのできる他にはないタイプの主人公。その感じが舞台であるニューオリンズやルイジアナの雰囲気とよくあっている。私が訪れたのは書かれた頃より10年ほど後だが、バーボンストリート、ケイジャン料理、チコリ入りのコーヒー、カフェ・デュ・モンドでの朝食を思い出させ、あの独特の街への郷愁をかき立てた。そういうノスタルジックな気持ちにさせるのは文章を磨いてきた作者が手掛けたミステリだからこそだろう。 …続きを読む
    ケイ
    2016年05月22日
    108人がナイス!しています
  • 「抒情性が抑えきれない」ハードボイルド警察小説。ベトナム戦争での心の傷を持ち、アル中を克服したはずのニューオーリンズの市警警部デイブ・ロビショーが黒人売春婦の死因に不審を抱き、チンピラから始まり次第に 「抒情性が抑えきれない」ハードボイルド警察小説。ベトナム戦争での心の傷を持ち、アル中を克服したはずのニューオーリンズの市警警部デイブ・ロビショーが黒人売春婦の死因に不審を抱き、チンピラから始まり次第に地域の巨悪の核心に単身肉体で挑み、暴走の結果、無期限の停職処分を受けながらも、満身創痍の中孤独な戦いを続ける。全編を通じドライな行動と「ニヒルな純情」が読者に気持を昂らせつつのめり込ませる。終わり方も余韻を持たせ、重厚な読後感を得た。G1000。 …続きを読む
    まふ
    2023年03月05日
    83人がナイス!しています

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