十七粒の媚薬

十七粒の媚薬

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1993年07月08日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
208
ISBN:
9784041586075
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十七粒の媚薬

  • 著者 村上 龍
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1993年07月08日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
208
ISBN:
9784041586075

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「十七粒の媚薬」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 秘すれば花と言うけれど、エロスを追求するあまりに、具体的に描きすぎて想像することも必要ないような場面が多く。疼くことも感じることもないまま十七人を彷徨った感じです。今回は作家だけでなく様々な場面で活躍 秘すれば花と言うけれど、エロスを追求するあまりに、具体的に描きすぎて想像することも必要ないような場面が多く。疼くことも感じることもないまま十七人を彷徨った感じです。今回は作家だけでなく様々な場面で活躍している方も名を連ねているだけに期待したんだけどなぁ。モロ本番・・・みたいなものばかりじゃ、欲望も萎えてしまう。企画自体はとてもいいと思うのに。秋元さんのセックスだけでなくその場面の描き方なんかは気に入りました。エロスには切なさも調味料の一つ。穢されたり妄想したり、脳みそではなく子宮の疼きもその一つかも。 …続きを読む
    あつひめ
    2013年05月11日
    84人がナイス!しています
  • 80年代の刹那な愛の交歓は、例え日本人同士であっても今読むとなんだかエキゾチック。エキゾチックジャパン。 80年代の刹那な愛の交歓は、例え日本人同士であっても今読むとなんだかエキゾチック。エキゾチックジャパン。
    こばまり
    2024年02月19日
    52人がナイス!しています
  • 渇いている。あたしの目は見渡す限り真っ赤に燃えたぎる、いま地平線に消えてゆこうとしている円形に吸い寄せられる。傍らの望遠鏡をのぞく。あくびをしているオスのライオンをとらえる。もう何日も獲物を口にして 渇いている。あたしの目は見渡す限り真っ赤に燃えたぎる、いま地平線に消えてゆこうとしている円形に吸い寄せられる。傍らの望遠鏡をのぞく。あくびをしているオスのライオンをとらえる。もう何日も獲物を口にしていない身体は脂肪が見当たらない。たてがみが飾りのようにみえる。メスのライオンがオスを見る。仕方ない、と言わんばかりにオスはメスに乗る。渇ききっている。オスとアイツがだぶる。熱射されて赤く染まっていくあたし。何もかもが日とともに消えていけばいいと思った。 …続きを読む
    Mishima
    2019年12月27日
    35人がナイス!しています

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