「彼女が愛した男」感想・レビュー
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二人の男が強盗後、ある山荘へ逃げ込む。そこには管理人の老夫婦と若い二人の女性がいた。サスペンスとして始まった物語は、その半ばで早々に男女の逃避行へと転換する。犯人と被害者が恋に落ちる、いわゆるストック …続きを読む2021年12月21日35人がナイス!しています
著者紹介
小池 真理子(こいけ まりこ)
1952年東京生まれ。成蹊大学文学部卒業。89年「妻の女友達」で第42回日本推理作家協会賞(短編および短編集部門)、96年「恋」で第114回直木賞、98年「欲望」で第5回島清恋愛文学賞、2006年「虹の彼方」で第19回柴田錬三郎賞、12年「無花果の森」で第62回芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)、13年「沈黙のひと」で第47回吉川栄治文学賞を受賞。「無伴奏」「存在の美しい哀しみ」「怪談」「千日のマリア」「モンローが死んだ日」など著書多数。