「仮面のマドンナ」感想・レビュー
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著者が設定した世界の悪辣さに吐き気を覚えながらも読むのをやめられない。この作品にはそんな悪魔的魅力があると思う。2015年12月31日42人がナイス!しています
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親元を離れ充実した生活を送っていた主人公に母親から縁談話が舞い込むのだが、全く乗る気の無い彼女は断わるでもなく、ひと芝居打つ事を思い付いつく‥ だがその事が自身を破滅!?へと導くスイッチになろうとは。。 …続きを読む2018年12月15日30人がナイス!しています
著者紹介
小池 真理子(こいけ まりこ)
1952年東京生まれ。成蹊大学文学部卒業。89年「妻の女友達」で第42回日本推理作家協会賞(短編および短編集部門)、96年「恋」で第114回直木賞、98年「欲望」で第5回島清恋愛文学賞、2006年「虹の彼方」で第19回柴田錬三郎賞、12年「無花果の森」で第62回芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)、13年「沈黙のひと」で第47回吉川栄治文学賞を受賞。「無伴奏」「存在の美しい哀しみ」「怪談」「千日のマリア」「モンローが死んだ日」など著書多数。