「白昼の死角」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です
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戦後に実際に起きた詐欺事件を題材にした犯罪ピカレスク物語。情報過多時代の現在に生きる者からみるとこんなに簡単に騙されるものなんだろうか…と思いましたが…オレオレ詐欺も将来題材にされ『こんなんで騙される
戦後に実際に起きた詐欺事件を題材にした犯罪ピカレスク物語。情報過多時代の現在に生きる者からみるとこんなに簡単に騙されるものなんだろうか…と思いましたが…オレオレ詐欺も将来題材にされ『こんなんで騙されるのか〜』と思われるんでしょうけど…詐欺に古いも新しいもないんだよな…が感想。騙される者と騙す者こりゃ永遠にネタになるテーマでしょうね…古臭く感じなかったことも事実だし、軽い感じで犯罪物を堪能したい方にはおすすめです〜〜(ノ-_-)ノ~┻━┻この時代の犯罪物もうちょっと堪能してみたくなりました〜
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久しぶりに読んだが、何度目だろう、とにかく何度読んでも面白い本は面白い。この一冊は高木彬光の最高傑作だと思う。光クラブ事件がストーリーのモチーフとなってはいるが、そこからこれだけ話を広げられたことで高
久しぶりに読んだが、何度目だろう、とにかく何度読んでも面白い本は面白い。この一冊は高木彬光の最高傑作だと思う。光クラブ事件がストーリーのモチーフとなってはいるが、そこからこれだけ話を広げられたことで高い水準の作品と仕上がっている。映画も夏八木勲主演でいい作品だったと思う。無理とは思うけどNHKの朝ドラマとかでやってくれないかな(笑)
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やっぱり面白い。高木作品の中でも好きな部類に入る。主人公の鶴岡七郎は天才的な犯罪者なので、同じ高木主人公の天才型名探偵神津恭介と対決したなら、などと妄想もした(笑)。テレビ版も観たが、やはり原作にはか
やっぱり面白い。高木作品の中でも好きな部類に入る。主人公の鶴岡七郎は天才的な犯罪者なので、同じ高木主人公の天才型名探偵神津恭介と対決したなら、などと妄想もした(笑)。テレビ版も観たが、やはり原作にはかなわないと思ったし、木島や、特に九鬼のイメージがあまりにも違いすぎて、「うーん」という感じだったし、なにより、結末の描き方に不満があった。鶴岡七郎は、ついに死病にすら打ち勝って、さらなる人生を生き続け、さらにふてぶてしく再生し続けた。鶴岡七郎は、そんな人物なのだ。
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