月に吠える 萩原朔太郎詩集

月に吠える 萩原朔太郎詩集

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1999年01月29日
判型:
文庫判
ページ数:
288
ISBN:
9784041121061
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月に吠える 萩原朔太郎詩集

  • 著者 萩原 朔太郎
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1999年01月29日
判型:
文庫判
ページ数:
288
ISBN:
9784041121061

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「月に吠える 萩原朔太郎詩集」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 厳冬に向かいつつある晩秋のイメージのような萩原朔太郎の詩は、いわば「ダウナー系の読むドラッグ」とでも言うべきか。今どきの言葉で言えば「心の闇」なのだろうが、「精神の凍てつき」のようなものを強く感じる。 厳冬に向かいつつある晩秋のイメージのような萩原朔太郎の詩は、いわば「ダウナー系の読むドラッグ」とでも言うべきか。今どきの言葉で言えば「心の闇」なのだろうが、「精神の凍てつき」のようなものを強く感じる。憂鬱に落ち込み、抜け出そうとして焦燥するも、抜け出せずに絶望し、無為な日々を送る中で、心の奥底から限りなく湧き上がる虚無感。それらすべてが自分の影のようにいつまでもつきまとうので、振り払うために犬が夜月に吠える如く、朔太郎は詩を吟ずる。そして読めば、重苦しくて寂寥感に満ちた寒々しさに、我々の心は侵食される。 …続きを読む
    yama
    2022年05月08日
    47人がナイス!しています
  • 「透明な夜の香り」から「月に吠える」に。萩原朔太郎の詩集。冒頭に自画自賛の「序」を載せている人は初めて見た。この詩集を後人が真似ているらしい。そして、朔太郎はとんでもない自信家らしい。北原白秋と室生犀 「透明な夜の香り」から「月に吠える」に。萩原朔太郎の詩集。冒頭に自画自賛の「序」を載せている人は初めて見た。この詩集を後人が真似ているらしい。そして、朔太郎はとんでもない自信家らしい。北原白秋と室生犀星の手紙も添えられている。予想とは全然印象が違った。月と野獣を感じる話は少なかった。地面に近い視線から生命活動を観察する描写と死の描写が多い。2回も出てくる雲雀料理って何。本当に雲雀を食べるの。恋人の死の原因を知らないが、その死への懺悔と後悔が繰り返される。犬の遠吠えは影を怖がっているからだとは知らなかった。 …続きを読む
    朗読者
    2025年09月15日
    18人がナイス!しています
  • 「私は信ずる。さうして君の異常な神経と感情の所有者である事も。譬へばそれは憂鬱な香水に深く涵した剃刀である。」「寂然涼しい水銀の鏡に映る剃刀の閃きである。その鏡に映るものは真実である。」北原白秋による 「私は信ずる。さうして君の異常な神経と感情の所有者である事も。譬へばそれは憂鬱な香水に深く涵した剃刀である。」「寂然涼しい水銀の鏡に映る剃刀の閃きである。その鏡に映るものは真実である。」北原白秋による序は名文。尖っていて、孤独で、悲しい。この詩集は正しく、月に吠えすさぶ君の悲しさだ。 …続きを読む
    冬見
    2016年07月20日
    18人がナイス!しています

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