大菩薩峠4

大菩薩峠4

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1981年08月20日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
448
ISBN:
9784829110041

大菩薩峠4

  • 著者 中里 介山
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1981年08月20日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
448
ISBN:
9784829110041

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「大菩薩峠4」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 机龍之介=市川雷蔵=善人と当初勝手に思いこんでいて、「大菩薩峠」第一巻から机龍之介が無意味な殺人を犯すシーンから始まったのを読み、主人公をどう受け入れたらいいのか戸惑って、ウン十年。やっと4巻まで読み 机龍之介=市川雷蔵=善人と当初勝手に思いこんでいて、「大菩薩峠」第一巻から机龍之介が無意味な殺人を犯すシーンから始まったのを読み、主人公をどう受け入れたらいいのか戸惑って、ウン十年。やっと4巻まで読み進めたが、要は机龍之介は殺人鬼/サイコパスだと分かって、そういうものとして読んだら気が楽になり、ストーリーも馴染んできた。最近野口良平「『大菩薩峠』の世界像」を並行して読み始めたが、単なる大衆小説ではなく、殺人鬼机龍之介にも意味があるようで、少しは深く読めそうな気がする。といって、何巻まで読めることやら。 …続きを読む
    ネコ虎
    2016年09月20日
    6人がナイス!しています
  • 路銀もいるし、雪も降れば、酒も飲む、僧も登場するし、ならず者との遭遇も。道中楽ではない。 路銀もいるし、雪も降れば、酒も飲む、僧も登場するし、ならず者との遭遇も。道中楽ではない。
    よしひろ
    2015年12月06日
    5人がナイス!しています
  • この4巻目の最後は慢心和尚の章の途中までなのだが、ここでいよいよ能登守の失脚が語られる。哀れなお君の運命はまだ語られないのだが、この下りは身分違いの恋に執着した悲劇であって、まるで雷蔵主演の映画『手討 この4巻目の最後は慢心和尚の章の途中までなのだが、ここでいよいよ能登守の失脚が語られる。哀れなお君の運命はまだ語られないのだが、この下りは身分違いの恋に執着した悲劇であって、まるで雷蔵主演の映画『手討』(63)にそっくりなのだ。お君は殺されて井戸に投げ込まれたとは噂だけだから、その後もこの長い物語にいつか登場するのだとは思う。『手討』は『番町皿屋敷』から脚色された『トリスタンとイゾルデ』にも匹敵する荘厳さをもった傑作だ。本編にもどるとお銀の章こそ圧巻。ここでオールキャスト勢揃いして複数のドラマを綾なす。 …続きを読む
    uburoi
    2020年04月22日
    0人がナイス!しています

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