掲載開始日 2025年11月06日
スタンフォード発、世界最先端研究が導く教育の新常識『自ら学ぶ子どもの育て方』2025年12月11日(木)発売
AI時代を生き抜く子どもに必要なのは、「対人知性」と「自ら学ぶ力」
株式会社KADOKAWA(取締役 代表執行役社長 CEO:夏野剛、本社:東京都千代田区、以下KADOKAWA)は、2025年12月11日(木)に『スタンフォード学習促進センターの責任者が教える幸せな未来をつくる最先端教育 自ら学ぶ子どもの育て方』(著:イザベル・C・ハウ、訳:高山真由美)を発売いたします。
株式会社KADOKAWA(取締役 代表執行役社長 CEO:夏野剛、本社:東京都千代田区、以下KADOKAWA)は、2025年12月11日(木)に『スタンフォード学習促進センターの責任者が教える幸せな未来をつくる最先端教育 自ら学ぶ子どもの育て方』(著:イザベル・C・ハウ、訳:高山真由美)を発売いたします。
子どもの学力低下が進んでいるのはなぜか
文部科学省が令和7年7月31日に発表した「令和6年度全国学力・学習状況調査」の経年変化分析によると、小学校の国語・算数、中学校の国語・英語の平均スコアが低下していたことが明らかになりました。
子どもの学力低下は日本だけの現象ではなく、アメリカでもIQテストが開発されて以来100年の歴史の中で初めて、IQの低下が確認されています。
学力低下の背景には、新型コロナウイルスのパンデミックによる学習環境の変化や、ショート動画をはじめとする有害テクノロジー(ジャンクテック)の蔓延など、さまざまな要因が指摘されています。これらに共通するのは、子どもの「人とのつながり」が希薄になっていることです。
スタンフォード学習促進センターの責任者であり、本書の著者は、「幼少期の人間関係こそが脳の発達と学習の基盤を形づくる」と、世界最先端の教育研究から結論づけています。
科学が示す人間関係と学習のつながり
- 幼少期に大人が話しかけた量と、思春期を迎えた頃のIQの高さには関連がある
- 子育てに積極的な父親の子どもは、学校でAの成績を取る確率が50%近く高くなる
- 学童期の子どもたちは、友達がそばにいるだけで学習効率が上がる
- 教師との関係性で数学は3倍、読解は5倍得点が向上
- 協力してタスクに取り組んでいる人のほうが、ひとりでタスクに取り組んでいる人よりも64%長く継続できる
- 遊ぶ時間を与えられなかった子どもは、人間関係を築いたり、経験から学んだりすることが苦手になりやすい
- 学習スキルなど、新しいシナプスを形成するには400回繰り返す必要があるが、喜びや笑いと共に繰り返せば12回でシナプスが形成される
- 対人知性(あらゆる社会的状況、個人的状況において、他者を理解し、適切にふるまい、うまくやりとりをする能力)は技能として身に付けられる
- メンターのいる子どもは野心的な目標を持つようになる
- 親同士がつながると子どもの学校の出席率が上がる
- AIの進歩に伴い、情報量は3年ごとに倍になっている。知識の詰め込み教育が意味をなさなくなっている
【本文より】
あらゆる子どもにとって、秘めた可能性を解き放つ重要なカギとして、幼少期の人間関係は絶大な影響力を持っています。生まれて初めて息をした瞬間から、自分のまわりの人々とのあいだに築くつながりは、成長していくときの核となります。学習、成長、充足感などの種は、こうした人生初期の交流のなかでまかれます。愛されている、安全である、自分には価値があると実感できるとき、また、大切に育ててくれるポジティブな人間関係に支えられながら遊んだり探検したりする時間とスペースが持てるときにこそ、子どもは学びます。
昨今の科学分野では、幼少期の人間関係が脳の健全な発達や知的能力、レジリエンス、さらには生涯にわたる幸福にとってきわめて重要であるという考え方が主流になってきました――。
【はあちゅう氏推薦】
「AIに唯一できないのが、人付き合い。対人知性は必須スキルになる」
はあちゅう
(ブロガー/商品プロデューサー/ポッドキャスター)
1986年生まれ。神奈川県・香港・シンガポール育ち。慶應大学法学部政治学科卒。学生時代からブログを始め、電通、トレンダーズを経て、フリーランスに。事実婚を経て、現在はシングルマザー。バッグブランド「ON THE MOVE」や企業とのコラボ商品、コラボ企画を数多く手掛ける。著作に『半径5メートルの野望』(講談社)、『特別な人生を、私にだけください。』(幻冬舎)、『疲れた日は頑張って生きた日: うつ姫のつぶやき日記』(マガジンハウス)など。
ポッドキャスト「ママの休憩所」「#耳からはあちゅう」配信中
インスタグラム
https://instagram.com/ha_chu
ブログ
https://ameblo.jp/mofu-everyday/
【世界の教育者が絶賛】
対人知性とAIのポテンシャルを組み合わせて論じた先駆的な仕事である本書は、学びの未来に関心のあるすべての人にとって必読の書だ。
――サルマン・カーン、カーン・アカデミー創設者・CEO、『世界はひとつの教室』著者
本書は輝ける光である……ハウは脳の基礎的発達に関する科学と、愛ある人間関係についての文献を結びつけた。目新しく、有益なだけにとどまらず、歴史上まさにいまこの瞬間に不可欠な方法で。
――ダナ・サスキンド、シカゴ大学TMW早期学習・公衆衛生センター共同所長、『ペアレント・ネイション』著者
早期教育をめぐる状況を一変させる本書は、教師、親、リーダーたちに対人知性を優先するよう求めている。いまの世界では対人知性が絶対に必要なのだ。
――ミシェル・ボルバ、教育心理学者、『Thrivers』著者
【書誌情報】
書名:スタンフォード学習促進センターの責任者が教える幸せな未来をつくる最先端教育 自ら学ぶ子どもの育て方
著者:イザベル・C・ハウ
翻訳:高山 真由美
定価:2,420円(本体2,200円+税)
発売日:2025年12月11日(木)
判型:四六判
ページ数:480ページ
ISBN:978-4-04-607482-9
発行:株式会社KADOKAWA
KADOKAWAオフィシャル書誌詳細ページ>>
【著者プロフィール】
著者:イザベル・C・ハウ(Isabelle C. Hau)
スタンフォード学習促進センターの責任者。二児の母。
経験豊富なインパクト投資家としてオミダイア・ネットワークとイマジナブル・フューチャーズにて、アメリカの教育関連事業をリードした経歴を持つ。ハーバード・ビジネス・スクールから「最も刺激的な女性トップ100人」の1人に選出。2021年GlobalMindEDから「インクルーシブ・リーダー賞(幼児教育分野)」を受賞。2025年ASU-GSVより「教育におけるAI革命をリードする女性」の1人として認められる。
https://dschool.stanford.edu/directory/isabelle-hau
https://www.isabellehau.com/
翻訳:高山 真由美(たかやま まゆみ)
東京生まれ。翻訳家。
訳書に『子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本』『身近な人間関係が変わる 大切な人に読んでほしい本』(共に日経BP 日本経済新聞出版)、『デュアルキャリア・カップル─ 仕事と人生の3つの転換期を対話で乗り越える』『私たちは子どもに何ができるのか─ 非認知能力を育み、格差に挑む』『子育てのパラドックス─「親になること」は人生をどう変えるのか』『成功する子 失敗する子─ 何が「その後の人生」を決めるのか』(すべて英治出版)など。
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