トピックス

掲載開始日 2025年04月30日

世界中1,126件の応募から選ばれた受賞作が決定!「ワードレス漫画コンテスト」受賞発表

世界104の国と地域からの1,126件の応募作の中から、受賞8作品を発表!

株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、取締役 代表執行役社長 CEO:夏野剛)は、グローバルに展開する新たな漫画賞「ワードレス漫画コンテスト(英:Wordless World Manga Contest)」の受賞作品を、2025年4月30日に発表いたしました。





記念すべき第一回となる本コンテストには、世界104の国と地域から、総勢1,126件ものご応募をいただきました。
世界中のクリエイターの皆さまから、たくさんの熱意あふれる作品をご応募いただき、誠にありがとうございました。

審査の結果、オリジナル部門からは金賞1作品、銀賞2作品、銅賞4作品、テーマ部門からは銅賞1作品の計8作品の受賞作品が選出されました。
受賞作品は公式サイトからご覧いただけます。言葉を超えて紡がれた、世界中から集まった珠玉のストーリーを、ぜひお楽しみください。

▼「ワードレス漫画コンテスト」公式サイト
日:https://wordlessmanga.com/
英:https://wordlessmanga.com/eng.html

■ 「ワードレス漫画コンテスト」受賞作品一覧
≪オリジナル部門≫
■金賞
『My Hope In Bloom』
著:cocosm / カナダ




<受賞者コメント> ※事務局にて日本語訳を作成
才能あふれる多くのクリエイターの皆さんと共に、このコンテストに参加できたことをとても幸運に感じています。私たちにとって応募作品の制作は本当に楽しい経験であり、今回このような賞をいただけたことを大変光栄に思います。KADOKAWAのワードレス漫画コンテストは、私たちにとって大きな挑戦の機会となり、参加できたことに心から感謝しています。
私たちは、漫画を読んで育ったアーティストとライターのデュオです。物語や作画への愛を通じて私たちの絆は育まれ、二人で作品を創ることほど私たちを満たしてくれるものはありません。これからも学び続けながら、新しい物語の創作に取り組んでいけることを楽しみにしています。
『My Hope In Bloom』を読んでくださり、本当にありがとうございました。

作品URL:https://comic-walker.com/detail/KC_006576_S


■銀賞
『Heartsteel』
著:masterlynx / インド




<受賞者コメント> ※事務局にて日本語訳を作成
『Heartsteel』で銀賞を受賞できたことを心から光栄に思います。
このコンテストを2月に知り、翌日からすぐに制作を始めました。とても大変ではありましたが、それ以上にやりがいのある経験でした! 一枚一枚のページに心を込めて描きました。制作の最初の数日は特にハードで、序盤は苦労もありましたが、アクションシーンを描く中で大きな喜びを感じることができました。まさか自分が受賞できるとは思っていなかったので、受賞のメールを受け取ったときは驚きと感動でいっぱいでした。審査員の方々やKADOKAWAの作品に深く敬意を抱いています。そんな皆さんに自分の漫画を読んでいただき、評価してもらえたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
この賞は私にとって大きな意味を持つものであり、これからもアーティスト、そしてストーリーテラーとして成長を続けていきたいと思います。

作品URL:https://comic-walker.com/detail/KC_006577_S


■銀賞
『Dungeon Duo』
著:REKU / アメリカ




<受賞者コメント> ※事務局にて日本語訳を作成
このようなコンテストを開催してくださったKADOKAWA、そして同様のコンテストを実施している他の出版社の皆様に感謝いたします。こうした機会は、世界中のアーティストにとって、大好きな業界に関わる可能性を広げてくれるものです。私自身、漫画を心から大切に思っており、この賞がどれほど大きな意味を持つか、言葉では言い表せません。
実はこのコンテストを知ったのが締切の3週間前だったため、当初入れたかったアイデアをいくつか削らざるを得ず、作品の長さについては不安がありました。それでも、時にはプレッシャーの中でこそ創造性が輝くものだと思いますし、最終的にはこの作品をとても誇りに思っています。
今後もKADOKAWAと一緒に何かできることを願っています。このような素晴らしい機会を本当にありがとうございました。

作品URL:https://comic-walker.com/detail/KC_006578_S


■銅賞
『Mother』
著:Lizard B.Rain / 台湾




<受賞者コメント> ※事務局にて日本語訳を作成
『Mother』は、クラゲのような大きな機械と、それがとある凄惨な出来事によってどう影響を受けたかを描いた物語です。
数年前にこの短編のアイデアを思いつきましたが、当時はそれをうまく表現できる物語の構成力も作画力もありませんでした。
ワードレス漫画コンテストは、このアイデアを掘り起こしてもう一度挑戦する、まさにぴったりの機会でした。
人間のように感情を表現できない存在を、どう感情的に描くかという挑戦はとても楽しかったです。説明やセリフを使わないという制限も、この物語の雰囲気にとても合っていたと思います。
このとても静まり返った空間では、過去と現在の行動がいつまでも反響し続けています。
このコンテストで『Mother』が受賞作品に選ばれたことに、心から感謝しています。そして、どこかでこの作品に出会った誰かに、少しでも楽しんでもらえたなら嬉しいです。

作品URL:https://comic-walker.com/detail/KC_006579_S


■銅賞
『Pierrot inside me』
著:Marika Mangaka DZ / アルジェリア




<受賞者コメント> ※事務局にて日本語訳を作成
これは、漫画制作に最も力を注いでいた頃に生まれた作品です。中心には、喜びに満ちた色彩豊かな存在--しかし、その微笑みの下にあるのは、鏡に映る悲しげな姿のピエロです。人に喜びを与える人ほど、誰よりも静かに喜びを欠いていることもあるのです。
思い返す中で、今もなお心に残っている場面があることに気づきました――まるで彼が戻ってくるのを待っているかのように、彼が心を置いていった場所から、花びらがひらひらと舞い戻るように。
改めてこの作品を見返したときも、同じような気持ちがしました。何かを期待して応募したわけではなく、ただこの作品を再び光の中へと連れ戻したい、そんな思いだけでした。どう受け止められるかわかりませんでしたが、こうして認めていただけたことに、心から感謝しています。
この作品がそっと戻ってこられる場所を与えてくださり、ありがとうございました。

作品URL:https://comic-walker.com/detail/KC_006580_S


■銅賞
『Hear No Evil』
著:Sodafungi / インドネシア




<受賞者コメント> ※事務局にて日本語訳を作成
みなさん、こんにちは!Sodafungiです! まずは、このコンテストを開催してくださったKADOKAWAに感謝します。そして、このような賞をいただけたことを光栄に思います。
当初は好奇心と楽しさから始めた挑戦でしたが、気がつけば3ヶ月にわたる時間との戦いとなり、寝る間も惜しんで取り組む日々が続きました。それでも、『Hear no Evil』を描く時間はとても楽しく、読者の皆さんにも同じように楽しんでいただけたら嬉しいです。
最後に、いつも変わらず支えてくれた友人や同僚たち、そしてこの大変なプロジェクトに耐えてくれた5年前のiPadに心から感謝します。
これからの自分の創作の旅路がどのように実を結び、成長していくのか、そのすべてが待ちきれないほど楽しみです。そして、今後KADOKAWAとご一緒できることを心待ちにしています!

作品URL:https://comic-walker.com/detail/KC_006581_S


■銅賞
『雨の日も好きになるように (No Rain, No Rainbow)』
著:静 (Shizu) / 台湾




<受賞者コメント>
自分の作品が認められてとても嬉しいです!
この作品は雨の中でも笑ったり踊ったり、見る人も楽しめる絵面になるように、雨のシーンは結構念入りに描きました。
雨でよく鬱やイライラするけど、その時、もしこの漫画の雨のシーンが思い浮かばれ、嫌な気持ちが少しでも和らぐなら幸いです。

作品URL:https://comic-walker.com/detail/KC_006582_S


≪テーマ部門≫
※テーマ部門については、金賞・銀賞は該当作なしでした。

■銅賞
『The Don's Final Quest』
著:Mari Kosaki




<受賞者コメント> ※事務局にて日本語訳を作成
この漫画の構想を練り始めた初期の段階では、何を表現したいのか自分でもはっきりしていませんでした。ですが、少しずつ形が見えてきました――世代を越えて、ひとつの物語を愛した二人の人生が、静かにつながっていく。意図せずして、二人はその物語の新たなかたちを共に描き出していたのです。それは、彼らがずっと望んでいた旅のようでもありました。言葉を超えて、時代や年齢、距離をも越えて、人と人とを結ぶ“物語”というものを描いてみたかったのです。言葉、時代や年齢、距離をも越えて、物語がどのように人と人とを結ぶか探求したかったのです。
さまざまなアートメディアで共同制作をしてきた年月を経て、今回はひさしぶりに一人で漫画制作に向き合う、静かな時間となりました。すべてを一人でこなすことの大変さを改めて思い知ることにもなりましたが、今振り返れば、それさえも微笑ましい思い出です。この作品、そしてその“静かさ”の中にあるものに目を留めていただけたことに、心から感謝しています。

作品URL:https://comic-walker.com/detail/KC_006583_S


※銀賞・銅賞・最終選考作品の中での作品の掲載順は、応募の早い順となっています。

※公式サイトには、受賞作品に対しての応援サポーターからのコメントや編集部からの選評も掲載しています。
また、惜しくも受賞を逃した最終選考作品のタイトルも掲載しています。

※次回の漫画賞の開催は未定です。決まり次第、公式サイトでアナウンスいたします。