紋章のヨーロッパ史

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2025年11月25日
判型:
文庫判
ページ数:
256
ISBN:
9784044008703
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紋章のヨーロッパ史

  • 著者 浜本 隆志
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2025年11月25日
判型:
文庫判
ページ数:
256
ISBN:
9784044008703

紋章を見れば、西洋史の異なる側面が浮き彫りになる。「紋章学入門」も収録

中世騎士に端を発する紋章は、家系を示す印、祭祀の象徴、軍隊の徽章、企業の社章などに応用されてきた。紋章に着目すると、西洋史の新たな一面が見えてくる。簡潔にまとめられた「紋章学入門」の章も収録。 中世騎士に端を発する紋章は、家系を示す印、祭祀の象徴、軍隊の徽章、企業の社章などに応用されてきた。紋章に着目すると、西洋史の新たな一面が見えてくる。簡潔にまとめられた「紋章学入門」の章も収録。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

  • ニコニコカドカワ祭り2025

もくじ

序 章 生きている紋章
第一章 紋章の起源と略史
 一 紋章の起源
 二 騎士と騎乗槍試合
 三 宮廷歌人と紋章
 四 紋章官と紋章院の成立
 五 紋章の移り変わり
第二章 紋章学入門
 一 紋章の構成とその変遷
 二 紋章の色
 三 紋章の図形
 四 紋章の分割合成(マーシャリング)と結婚による相続例
 五 紋章の差異化(ディファレンシング)
第三章 主要シンボル・モティーフの由来と変遷
 一 シンボルの起源
 二 鷲とライオン
 三 薔薇とユリ
 四 十字架と鍵
 五 ミツバチ紋章の由来
第四章 紋章と旗のヨーロッパ史
 一 紋章と封建制度
 二 十字軍の遠征と紋章
 三 イングランドの薔薇戦争と紋章
 四 神聖ローマ帝国と紋章
 五 絶対主義時代の紋章
第五章 近代社会の中で揺らぐ紋章
 一 フランス革命とシンボル
 二 紋章とナポレオンの支配
 三 帝国主義時代の国家的シンボル
 四 古代回帰したファシズム標章、鉤十字(ハーケン・クロイツ)
 五 紋章の衰退と歴史考証学への寄与
第六章 共同体とシンボル標章
 一 ハウス・マークと職人標
 二 ギルドと紋章
 三 中世都市の紋章
 四 信心会、政治結社、秘密結社とシンボル標章
 五 グローバル化次第の共同体シンボル
第七章 差別とシンボル
 一 黄色・ユダヤ人差別のしるし
 二 娼婦のレッテル
 三 処刑とシンボル
 四 『ハーメルンの笛吹き男』のまだら服と縞模様
 五 狼人間と魔女のしるし
終 章 タテ社会とヨコ社会のシンボル標章
あとがき
図版出典一覧

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