はじめてのゾンビ生活

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2024年05月10日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
324
ISBN:
9784049151398
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はじめてのゾンビ生活

  • 著者 不破 有紀
  • イラスト 雪下 まゆ
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2024年05月10日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
324
ISBN:
9784049151398

おめでとうございます! ゾンビの陽性反応が出ました。

 ゾンビになっても未来は明るい。人間の時よりも元気な身体になるし、宇宙飛行士(※酸素や新鮮な食料を必要としないゾンビは、宇宙船や月面基地での仕事に適しています)にだってなれる。
 ゾンビだって恋をする。バレンタインデーにはクラスの気になるあの子に、ライバルより高級なゴルゴンゾーラ(※ゾンビは新鮮な食品を嫌いますが、発酵食品は人間と同じものを食べられます)をあげたい。
 ゾンビ誕生から「歴史完成」に至る、人間とゾンビの宇宙興亡千年史!
 ※2519年6月20日「新人類憲章」の成立により、長年差別的であるとされてきた「ゾンビ」という呼称は廃止されました。本書では当時の時代背景と本書の資料的意義を考慮し、一部表現をそのまま掲載しています。
 ゾンビになっても未来は明るい。人間の時よりも元気な身体になるし、宇宙飛行士(※酸素や新鮮な食料を必要としないゾンビは、宇宙船や月面基地での仕事に適しています)にだってなれる。
 ゾンビだって恋をする。バレンタインデーにはクラスの気になるあの子に、ライバルより高級なゴルゴンゾーラ(※ゾンビは新鮮な食品を嫌いますが、発酵食品は人間と同じものを食べられます)をあげたい。
 ゾンビ誕生から「歴史完成」に至る、人間とゾンビの宇宙興亡千年史!
 ※2519年6月20日「新人類憲章」の成立により、長年差別的であるとされてきた「ゾンビ」という呼称は廃止されました。本書では当時の時代背景と本書の資料的意義を考慮し、一部表現をそのまま掲載しています。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

■地球篇
1-1 西暦2519年、滅亡まで549年(女子高生、ゾンビになる)
<中略>
1-19 西暦2189年、滅亡まで879年(霧はまだ深く)

■月面基地篇
2-1 西暦2222年、滅亡まで846年(無職は月に集う)
<中略>
2-14 西暦2424年、滅亡まで644年(元傭兵、最後のお仕事)

■火星航路篇
3-1 西暦2520年、滅亡まで548年(破滅への序曲)
<中略>
3-13 西暦2850年、滅亡まで218年(難破船に残された手紙)

■新世界篇
4-1 西暦3065年、滅亡まで3年(人形の夢と目覚め)
<中略>
4-4 西暦3149年、滅亡から81年(ネルの右手)
最終話 まだ見ぬ明日へ

■付録
新人類史年表

「はじめてのゾンビ生活」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ゾンビになった女子高生の話かと思いきや、1000年をかけた人類とゾンビそしてロボットのSFショートショートだった。意外と楽しめました。 ゾンビになった女子高生の話かと思いきや、1000年をかけた人類とゾンビそしてロボットのSFショートショートだった。意外と楽しめました。
    ポチ
    2025年01月30日
    41人がナイス!しています
  • 「新人類憲章」成立により、長年差別的であるとされてきた「ゾンビ」という呼称は廃止された世界。ゾンビ誕生から「歴史完成」に至る、人間とゾンビの宇宙興亡千年史。冒頭の主人公JKにゾンビの陽性反応出る頃には、 「新人類憲章」成立により、長年差別的であるとされてきた「ゾンビ」という呼称は廃止された世界。ゾンビ誕生から「歴史完成」に至る、人間とゾンビの宇宙興亡千年史。冒頭の主人公JKにゾンビの陽性反応出る頃には、すでに全人口の四割を占めるまでになっていて、すっかり整えられたゾンビになってからの生活。過去と未来の様々な人たちのエピソードを積み重ねていきながら、じわじわと新人類がこれまでの人類を侵食していく様子が描かれていて、身体構造が変わり果ててしまっても恋もするし、いろいろと想像の余地をもたせた世界が印象的でした。 …続きを読む
    よっち
    2024年07月02日
    32人がナイス!しています
  • 興亡史というあらすじは非常にしっくりくる。1000年かけて社会の「ゾンビ」という立場が差別対象から羨望対象へと変わり、政治的立ち位置が逆転していく様が断片的に描かれていくところが面白い。 今作では明確な主 興亡史というあらすじは非常にしっくりくる。1000年かけて社会の「ゾンビ」という立場が差別対象から羨望対象へと変わり、政治的立ち位置が逆転していく様が断片的に描かれていくところが面白い。 今作では明確な主人公や敵が登場しないが、そういった劇的な天才を描かず、あくまで時代の動きは人の意思とは違う社会の変化によって起きている。しかしながら個々人の意思は受け継がれ、夢や希望を持たせていく。 ポリティカルフィクションを長大な尺で想像したSF。新しい試みでありつつ普遍的な文章で新鮮だった。 …続きを読む
    のれん
    2024年05月12日
    27人がナイス!しています

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