平野が語る日本史

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2020年06月12日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
224
ISBN:
9784044006075
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平野が語る日本史

  • 著者 日下 雅義
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2020年06月12日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
224
ISBN:
9784044006075

平安京が1000年続いたのは、関西に平野がなかったから?

難波京・平城京・平安京をはじめ、古代日本の都が置かれた「平野」の実態とは? 段丘、扇状地、三角洲、ラグーン……。地震や火山爆発によって急速に、流水や氷河・風・波浪の浸食や堆積によってゆっくりと変化してきた平野は、人間とどのように関わってきたのか。過去の景観と地形環境を、遺構・遺物や古文献・史料、古地図・地籍図から復原。畿内、大井川、紀ノ川、筑後川を例に、人々の自然への思いや生きざまに迫る。 難波京・平城京・平安京をはじめ、古代日本の都が置かれた「平野」の実態とは? 段丘、扇状地、三角洲、ラグーン……。地震や火山爆発によって急速に、流水や氷河・風・波浪の浸食や堆積によってゆっくりと変化してきた平野は、人間とどのように関わってきたのか。過去の景観と地形環境を、遺構・遺物や古文献・史料、古地図・地籍図から復原。畿内、大井川、紀ノ川、筑後川を例に、人々の自然への思いや生きざまに迫る。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

序章 平野をどうとらえるか  
第1章 呼び名の歴史をめぐって  
第2章 日本の平野の特異性  
第3章 平野は変わる  
第4章 段丘と古代の開発  
第5章 畿内の盆地群と都京の立地  
第6章 大井川扇状地の洪水と住民の知恵  
第7章 紀ノ川氾濫原の河道変遷  
第8章 筑後川三角洲の水路網と舟運  
第9章 ラグーン(潟湖)型平野と古代の港  
終章 地域史研究への第三の方法

「平野が語る日本史」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 著者は古代の景観復原にかかわる本も著しているが、ここでも話題がつねに大阪の水辺に戻ってくる感じである。ラグーンという言葉には、サンゴ礁のイメージもあるが、ここでは「潟湖」の方。氷河期からの長い時代のう 著者は古代の景観復原にかかわる本も著しているが、ここでも話題がつねに大阪の水辺に戻ってくる感じである。ラグーンという言葉には、サンゴ礁のイメージもあるが、ここでは「潟湖」の方。氷河期からの長い時代のうちに、海岸線などはすっかり変わる。今では和歌にも詠まれたような、大阪の水辺をイメージするのは、ほとんど無理だろうが、地下の遺跡の発掘は、まさかと思える古代の景観を証言するようだ。たとえば、京都アスニーの平安京復原模型をみれば、いかに今の京都と異なる世界だったかを見せつけられて驚くのと同じようなものだろう。 …続きを読む
    へくとぱすかる
    2020年06月25日
    57人がナイス!しています

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