最期の対話をするために

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2020年04月23日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
224
ISBN:
9784040644608

最期の対話をするために

  • 著者 玉置 妙憂
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2020年04月23日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
224
ISBN:
9784040644608

「私、もう死ぬんでしょ?」大切な人からの最期の問いに、どう答えますか?

看取りの現場での後悔を、わずかでも少なくするために。

死に向かう人が肉体的にどういう過程をたどるか。
延命治療にはどういうものがあるのか。
逝く人の心に寄り添うにはどういう対話をすればいいのか。
看取る人の心が折れないためには、周囲のどういうサポートが必要か。
逝く人、看取る人、その近くにいる第三者の視点から、
相手を傷つけず、心に寄り添う対話をするにはどうすればいいのか──。


緩和ケアの最前線にいる現役医師による、終末医療の最新情報も掲載
看取りの現場での後悔を、わずかでも少なくするために。

死に向かう人が肉体的にどういう過程をたどるか。
延命治療にはどういうものがあるのか。
逝く人の心に寄り添うにはどういう対話をすればいいのか。
看取る人の心が折れないためには、周囲のどういうサポートが必要か。
逝く人、看取る人、その近くにいる第三者の視点から、
相手を傷つけず、心に寄り添う対話をするにはどうすればいいのか──。


緩和ケアの最前線にいる現役医師による、終末医療の最新情報も掲載

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

序 章 これからは、自宅で家族を看取る時代
 看取りに慣れていない現代人
 どうして私たちは死を受け入れられないのか
 病院のほうが安心という誤解
 ”死への不安”を相談できる存在
 後悔の少ない看取りをするために   ほか

第一章 最新の終末医療がもたらしたもの
~東京・八王子の「みなみ野病院」緩和ケア病棟の医師・吉本美和先生のお話~
 緩和ケアと終末医療の違い
 緩和ケア病棟に入院できるのはがんとエイズの患者さんのみ
 終末医療は症状コントロールと心のケア
 患者さんがラクになると家族の顔も変わる
 終末期は好きなものを食べていい
 アドバンスケアプランニング(ACP)で終末期の過ごし方を選択する
 対話によるケアと、医療機関で行うケア   ほか

第二章 体が発する「サイン」たち
 【3ヶ月前】出かけることがなくなり、自分の人生を振り返る
 【2ヶ月前】食欲が落ちる、やせる
 【1ヶ月前】血圧や心拍数、呼吸数、体温などが不安定になる
 【数週間前】”お迎え現象”など不思議な幻覚を見る
 【数日前】急に体調がよくなる
 【24時間前】尿が出なくなる/下顎呼吸になる/息を吸って、止まる
 死への時間軸と心の変化は一致しない   ほか

第三章 看取りの心得
 看取りのときは答えのない問いに直面する
 患者さんが話し、整理するのを見守る
 終末期の人の心は振り幅が大きい
 過去や未来ではなく今の話をする
 お酒やタバコは禁止しなくていい
 看取る側もずっと心が揺れ動く
 看取る場所を決めるとき
 家で看取るときは、マンパワーの確認を   ほか

第四章 「最期の対話」実例集
 【対話例1】死んだら、ずっと照らしてやりたい
 【対話例2】まだ、今じゃない
 【対話例3】死んだらどうなるのか
 【対話例4】いつ、そのときが来るんだろう
 【対話例5】なかなか死ねないのは、罰
 【対話例6】死ぬのが怖い
 【対話例7】眠れなくて、つらい
 【対話例8】こんなに苦しいなら、早く逝きたい
 【対話例9】頬のシミは「お守り」   ほか

第五章 ”看取る人”を支える対話「9つの約束」
 1、批判的にならない、決めつけない
 2、共感を示す
 3、個人的なアドバイスはしない
 4、医療行為に関する内容に踏み込まない
 5、詰問調にならない
 6、限界を知る
 7、解釈をしない
 8、”今”に視点を置く
 9、”感情”と向き合う   ほか

終 章 「話す」ことは「放す」こと
 後悔のまったくない看取りはない
 死を受け入れるとはどういうことか
 「看取り」という文化を後世に

「最期の対話をするために」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 【話すことは「放すこと」。話せば、抱えている重い荷物が少し軽くなる】 “命”の対話を続ける僧侶でもある看護師(スピリチュアルケア師・ケアマネージャー)が、現代の「看取り」の心得を伝える書。終末医療の情報 【話すことは「放すこと」。話せば、抱えている重い荷物が少し軽くなる】 “命”の対話を続ける僧侶でもある看護師(スピリチュアルケア師・ケアマネージャー)が、現代の「看取り」の心得を伝える書。終末医療の情報も掲載。<人生は飛行機と同じで、生まれてくるとき(離陸)と死ぬとき(着陸)が、もっとも揺れるものです。着陸するまで過程では、逝く人も看取る人も揺れますが、下降を始めた時期から、両者が心をなるべく疲弊させず、味わい深い時間が持てるよう、よりよい「看取り」とは何かをこれからも考えていきたいと思っています>と。⇒ …続きを読む
    ネギっ子gen
    2024年01月21日
    56人がナイス!しています
  • 読み友さんの感想を読んで。出会えて良かったです。看護師である著者が40代で治療を拒否した夫を看取って僧侶になったというエピソードを読んで、この人の言葉の中に流れる静けさが少し理解出来た気がしました。医学 読み友さんの感想を読んで。出会えて良かったです。看護師である著者が40代で治療を拒否した夫を看取って僧侶になったというエピソードを読んで、この人の言葉の中に流れる静けさが少し理解出来た気がしました。医学と宗教的な部分が矛盾せず語られる稀有な本なので、介護や看取りで悩む方に出会ってもらいたいな…と感じました。私は脳死をはじめ医学と「死」の関係に疑問が多かったので、少し答えをもらえた気がして嬉しかったです。他の本も探してみます。 …続きを読む
    たまきら
    2024年02月25日
    35人がナイス!しています
  • 玉置さん、2冊目。 内容的には前回読んだ本と大きな違いはありませんが、こちらの方がより具体的。 晩年を迎え、慢性病の末期に近づいている親と同居し、日々仕事で訪問している利用者とのかかわりの中で大切なこと 玉置さん、2冊目。 内容的には前回読んだ本と大きな違いはありませんが、こちらの方がより具体的。 晩年を迎え、慢性病の末期に近づいている親と同居し、日々仕事で訪問している利用者とのかかわりの中で大切なことを具体的に教えてくれます。 頭でわかっていても、その場になるとやはりできない、どうしてもハウツーや自分の価値や解釈を持って対応してしまう。傾聴していると言うことは簡単ですが、実際に傾聴しているかは別。日々、鍛錬です。 …続きを読む
    okatake
    2020年09月22日
    4人がナイス!しています

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