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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2020年09月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
432
ISBN:
9784041091388

人財島

  • 著者 根本 聡一郎
  • 定価: 円(本体円+税)
発売日:
2020年09月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
432
ISBN:
9784041091388

異動先は、追い出し部屋ならぬ追い出し島!?

大手人材派遣会社に入社した新入社員の北原は、「人財島」なる施設に出向を命じられる。島へ到着した北原を待っていたのは、「追い出し島」と呼ばれる過酷な強制労働施設だった――。

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「人財島」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 「生産性がない」人間が送り込まれて、研修という名のブラック労働を強いられる人財島。いまの日本社会をうまく風刺する面白さがあると同時に、笑い事じゃないな、とも感じる。作中に描かれるえげつない社会問題は、 「生産性がない」人間が送り込まれて、研修という名のブラック労働を強いられる人財島。いまの日本社会をうまく風刺する面白さがあると同時に、笑い事じゃないな、とも感じる。作中に描かれるえげつない社会問題は、一見大げさに描かれているけれど、よく見ると身近にありふれていて、現実の社会が徐々に地獄に近づいていっている。自己責任論に基づいて人を都合よく使い捨てることに対する、著者の方の静かな怒りが伝わってくる。現代日本は「普通」のハードルが上がって、プレッシャーがやたらと強いわりにセーフティネットが弱い社会だよな…。 …続きを読む
    shikada
    2020年09月24日
    24人がナイス!しています
  • 新入社員として入社した会社で意見を言ったが最後、生産性のない人間とみなされ「人財島」と呼ばれる島へ出向に。携帯を取り上げられ、腕にはリングを嵌められランクですべてを管理されるデストピア。育成官の横暴な 新入社員として入社した会社で意見を言ったが最後、生産性のない人間とみなされ「人財島」と呼ばれる島へ出向に。携帯を取り上げられ、腕にはリングを嵌められランクですべてを管理されるデストピア。育成官の横暴な姿や低いランクをアリと呼び、描写はもはやカイジの世界なのだけど感染症、YouTuber、SNS、メディアの姿がリアルで、現実にあってもおかしくないと感じるし色々考えさせられた。それが例え正しくとも余計な事を言う人間はいらないとされる所には共感しかない。読む手が止まらず、一気読みしてしまった1冊。 …続きを読む
    mayu
    2020年10月05日
    16人がナイス!しています
  • 「生産性がある」ということは、いったいどういうことなのか。明るくわかりやすく健康的で誰が見ても好ましく、つねに家族や友人に囲まれて、すぐさま集団に馴染めるような人物を指すのだろうか。なら、そこに交われ 「生産性がある」ということは、いったいどういうことなのか。明るくわかりやすく健康的で誰が見ても好ましく、つねに家族や友人に囲まれて、すぐさま集団に馴染めるような人物を指すのだろうか。なら、そこに交われない人間はすべて弾かれて当然なのか。弾かれた側をマイノリティと呼び、弱者の立場に置かれた人びとを切り捨てるなら、それはただの排他でしかない。何故なら、いつ誰がそこに突き落とされてもおかしくないからだ。緻密に張り巡らされた物語を、息を呑むように読みきった。この物語が、現実に追いついてしまわないことを切に願う。 …続きを読む
    波多野七月
    2020年09月25日
    13人がナイス!しています

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