中国古代史 司馬遷「史記」の世界

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2019年09月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
560
ISBN:
9784044005290
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中国古代史 司馬遷「史記」の世界

  • 著者 渡辺 精一
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2019年09月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
560
ISBN:
9784044005290

始皇帝も「籠の中の鳥」から始まった。軽妙な筆致で描く、中国古代の人物伝

神話の時代から前漢までの歴史を綴る『史記』は、単なる事実の列記に留まらない。孔子、始皇帝、項羽、劉邦――司馬遷が示す人物像は、ときに我々の抱くイメージをくつがえす。そして苦悩や葛藤を抱え、悩みながら行動するその姿は、長所短所や善悪功罪の両面を併せ持っている。しかしだからこそ、いつの時代も読む者に深い感慨を与えてやまない。『史記』の人物描写にもとづいて、中国古代の世界を、100の物語で解き明かす。 神話の時代から前漢までの歴史を綴る『史記』は、単なる事実の列記に留まらない。孔子、始皇帝、項羽、劉邦――司馬遷が示す人物像は、ときに我々の抱くイメージをくつがえす。そして苦悩や葛藤を抱え、悩みながら行動するその姿は、長所短所や善悪功罪の両面を併せ持っている。しかしだからこそ、いつの時代も読む者に深い感慨を与えてやまない。『史記』の人物描写にもとづいて、中国古代の世界を、100の物語で解き明かす。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

はじめに
『史記』と司馬遷

神話から人間の時代へ

一 伝説の時代
1 有巣氏
2 燧人氏
3 庖犧氏(伏犧氏)
4 女カ氏
5 神農氏

二 聖王の時代
6 黄帝
7 センギョク
8 帝コク
9 堯
10 舜

三 夏王朝
11 禹
12 啓
13 夏の諸帝たち
14 桀
15 夏の滅亡

四 殷王朝
16 湯王
17 伊尹
18 太甲の追放と復帰
19 殷の中興
20 武丁と傳説
21 無道の王武乙
22 紂王の悪逆
23 微子と箕子と比干

周から春秋戦国時代へ

五 周王朝
24 文王と武王
25 周公と召公
26 太公望
27 伯夷と叔斉
28 レイ王と幽王
29 周王朝の衰退
30 周の滅亡

六 覇者の時代
31 斉の桓公
32 管仲
33 晋の文公
34 楚の荘王
35 呉王闔閭
36 越王勾踐
37 范蠡と伍子胥

七 諸子百家の時代
38 孔子
39 老子
40 荘子
41 孟子
42 荀子
43 墨子
44 孫子
45 商子
46 韓非子

八 キョウ客の世界
47 孟嘗君
48 平原君
49 信陵君
50 春申君

九 遊説の士
51 蘇秦
52 張儀
53 范雎
54 蔡沢

十 武将の運命
55 白起
56 王翦
57 廉頗
58 楽毅

十一 忠臣の末路
59 屈原
60 賈誼

統一王朝の成立

十二 天下統一
61 秦の歴史
62 樗里子
63 穰侯魏ゼン
64 始皇帝の生い立ち
65 呂不韋
66 ケイ軻
67 李斯
68 趙高
69 扶蘇と蒙恬
70 胡亥と子嬰
71 徐福
72 陳渉と呉広

十三 項羽と劉邦
73 項羽の登場
74 劉邦の登場
75 張良
76 樊カイ
77 韓信の登場
78 彭越
79 黥布
80 陳平
81 蕭何
82 張蒼
83 垓下の戦い
84 項羽の敗因

十四 前漢建国
85 韓信の最期
86 季布と朱家
87 欒布
88 呂后と呂氏の乱
89 周勃
90 呉楚七国の乱
91 無塩氏

十五 武帝の時代
92 武帝の登場
93 衛青
94 霍去病
95 季広
96 匈奴
97 李陵
98 司馬遷、宮刑に処せられる
99 戻太子そして季夫人
100 司馬遷の眼

『史記』の登場人物名の不思議
楊ウン『史記』を世に広めた男
『史記』関係年表

「中国古代史 司馬遷「史記」の世界」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 100の項目(人物)を『史記』にもとづいて解説した一冊。戦国策と税苑を読んだ後にそれらに登場する人物や時代の流れを整理するのに役立った。そして今までバラバラに読んでいた古典作品が少しずつ繋がってきた。その 100の項目(人物)を『史記』にもとづいて解説した一冊。戦国策と税苑を読んだ後にそれらに登場する人物や時代の流れを整理するのに役立った。そして今までバラバラに読んでいた古典作品が少しずつ繋がってきた。その中でも『韓非子』が多く引用されていたのが印象的。中国古代史初心者だけど著者の意見とは異なる考えもあったりして、これから読む史記が楽しみ。 …続きを読む
    しゅてふぁん
    2020年06月15日
    39人がナイス!しています
  • 黄帝をはじめとする五帝の時代から司馬遷の同時代となる前漢の武帝の時代まで、更には唐の司馬貞が補った三皇のことなども加えつつ、『史記』の内容を時代に偏ることなく紹介しているが、解説がいちいち俗流なのが欠 黄帝をはじめとする五帝の時代から司馬遷の同時代となる前漢の武帝の時代まで、更には唐の司馬貞が補った三皇のことなども加えつつ、『史記』の内容を時代に偏ることなく紹介しているが、解説がいちいち俗流なのが欠点となるか。このあたりは先日来Twitterで話題となっている、古典を現代語訳ではなく原文で読む意味を逆説的に示してしまっているのかもしれない。 …続きを読む
    さとうしん
    2019年10月08日
    10人がナイス!しています
  • 面白い。それぞれの人物などが短くまとめられていて、小説の主人公になる人以外の人ことも簡潔に知ることができてありがたい。 面白い。それぞれの人物などが短くまとめられていて、小説の主人公になる人以外の人ことも簡潔に知ることができてありがたい。
    ボタン
    2024年08月21日
    2人がナイス!しています

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