江戸の思想闘争 電子版
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発売日:
2019年01月18日
商品形態:
電子書籍

江戸の思想闘争

  • 著者 山 泰幸
発売日:
2019年01月18日
商品形態:
電子書籍

死・贈与・社会秩序……近代の根本問題に果敢に挑んだ思想家たちの格闘。

死んだらどうなるのか。「鬼神(霊魂)」は存在するのか、しないのか。「社会秩序」はいかにして生まれるのか。「道」をめぐる、儒家と国学者による「国儒論争」とは何だったのか。伊藤仁斎、荻生徂徠、太宰春台、賀茂真淵、本居宣長、平田篤胤ほか、近代社会の根本問題に果敢に挑んだ思想家たちの闘争を考察。「死」と「贈与」の言説への、思想史と社会学のアプローチによって江戸の思想を展望する、挑戦的な試み。

序章  贈与で読み解く江戸思想
第一章 死んだらどうなるのか ――本居宣長と死後の問い
第二章 言葉と文字─ 自言語認識と『古事記』の再発見
第三章 他者問題 ―― 「漢意」とイデオロギー批判
第四章 翻訳問題 ―― 荻生徂徠の言語観
第五章 「日常」の発見 ―― 伊藤仁斎と「道」の言説
第六章 二つの秩序問題 ―― 荻生徂徠の社会理論 
第七章 「文化」の起源論争 ―― 太宰春台と賀茂真淵
第八章 論争の展開 ―― 本居宣長と「道」の言説
第九章 贈与の逆転 ―― 本居宣長から平田篤胤へ
第十章 死者の人情 ―― 平田篤胤の死後観
第十一章 死後の審判と生命の贈与 ―― 平田篤胤と「幽世」の誕生 
終章 鬼神論の近代的展開 ―― 柳田国男と和辻哲郎


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「江戸の思想闘争」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • メインの贈与論をかました議論は正直江戸の思想という題材にあまりうまくはまっているように見えないのだが、日本が中国から漢字を借りたということに対して、本居宣長がそれを余計な借りだと考えていたという話は面 メインの贈与論をかました議論は正直江戸の思想という題材にあまりうまくはまっているように見えないのだが、日本が中国から漢字を借りたということに対して、本居宣長がそれを余計な借りだと考えていたという話は面白い。「漢意」を剥ぎ取っていけば日本固有の文化が見えてくるという宣長に対し、藤貞幹が、それは実は日本固有の文化ではなく韓から伝わった文化であると主張するが、それに対する宣長の反論に、彼の狼狽ぶりや中国と韓に対する異なる態度が見えるという話が、国学の闇の部分を掘り起こしているようで面白い。 …続きを読む
    さとうしん
    2019年02月10日
    14人がナイス!しています
  • 子安『鬼神論』『「事件」としての徂徠学』をベースに、モースやレヴィ=ストロース、デュルケーム、デリダなどを参照しながら死後の世界についての江戸の古学から国学へ至る言説のせめぎ合いを通じて検討する。なん 子安『鬼神論』『「事件」としての徂徠学』をベースに、モースやレヴィ=ストロース、デュルケーム、デリダなどを参照しながら死後の世界についての江戸の古学から国学へ至る言説のせめぎ合いを通じて検討する。なんというかちょっと懐かしい感じのする領域横断的な本で、白石・仁斎・徂徠・宣長・篤胤と流れる国家と人民の全体性、秩序と死生観の絡み合いを論争的なダイナミクスとして捉えていてまあまあ面白かった。ちょっと子安宣邦を読み直したくなる。 …続きを読む
    渡邊利道
    2019年06月19日
    3人がナイス!しています

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