Hello,Hello and Hello

第24回電撃小説大賞《金賞》受賞

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2018年03月10日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
312
ISBN:
9784048936125

第24回電撃小説大賞《金賞》受賞

Hello,Hello and Hello

  • 著者 葉月 文
  • イラスト ぶーた
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2018年03月10日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
312
ISBN:
9784048936125

いつだって、この出会いは必然だった――

第24回電撃小説大賞《金賞》受賞作!
――これは僕が失った、二百十四回にも及ぶ一週間の恋の話。
そして、わたしが手にした、四年に及ぶ一度きりの恋の話。

「ねえ、由くん。わたしはあなたが――」
 初めて聞いたその声に足を止める。学校からの帰り道。中学のグラウンドや、駅前の本屋。それから白い猫が眠る空き地の中で、なぜだか僕のことを知っている不思議な少女・椎名由希は、いつもそんな風に声をかけてきた。
 笑って、泣いて、怒って、手を繋いで。
 僕たちは何度も、消えていく思い出を、どこにも存在しない約束を重ねていく。
 だから、僕は何も知らなかったんだ。
 由希が浮かべた笑顔の価値も、零した涙の意味も。たくさんの「初めまして」に込められた、たった一つの想いすら。
 ――これは残酷なまでに切なく、心を捉えて離さない、出会いと別れの物語。
第24回電撃小説大賞《金賞》受賞作!
――これは僕が失った、二百十四回にも及ぶ一週間の恋の話。
そして、わたしが手にした、四年に及ぶ一度きりの恋の話。

「ねえ、由くん。わたしはあなたが――」
 初めて聞いたその声に足を止める。学校からの帰り道。中学のグラウンドや、駅前の本屋。それから白い猫が眠る空き地の中で、なぜだか僕のことを知っている不思議な少女・椎名由希は、いつもそんな風に声をかけてきた。
 笑って、泣いて、怒って、手を繋いで。
 僕たちは何度も、消えていく思い出を、どこにも存在しない約束を重ねていく。
 だから、僕は何も知らなかったんだ。
 由希が浮かべた笑顔の価値も、零した涙の意味も。たくさんの「初めまして」に込められた、たった一つの想いすら。
 ――これは残酷なまでに切なく、心を捉えて離さない、出会いと別れの物語。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

Prologue 僕と彼女の出会い
Contact.92 どこにもない約束
Contact.33 夏の、一番暑い日
Contact.12 ハルの香り
Contact.0 蒼い瞳の白い猫
Contact.137 消えてしまった言葉の、その先を
Contact.213 二百十四回目の告白
Contact.214 これは、世界で一番幸せな恋の話
Epilogue ユキの匂い

シーン紹介

キャラクター紹介

椎名 由希

桜の香りに包まれて、どこか寂しそうに微笑む少女。初めて会うはずの春由のことを〝由くん〟と呼び、声をかける。

瀬川 春由

みんなから〝ハル〟と呼ばれている、お人好しな少年。いろんなことに執着や熱がもてず、一生懸命何かに打ち込んでいる人へ憧れを抱く。

竜胆 朱音

春由の同級生。水泳で全国大会まで行った、学校一の人気者。中学生の頃から春由のことが気になっている。

おすすめコメント

読んでいくうちにいつの間にか引き込まれていました。 もう、最後には、凄く胸が締め付けられて、感動しました。 この作品に出会えて良かったと心の底から思います。 僕はきっとこの作品を、由希を、由希のした恋を忘れないと思います。
――Ryukun様(Twitterでの感想)


少し甘酸っぱくて、すごく切なくて。彼らがもう一人じゃないと思えること、自分の心に誰かがいるということ、誰かの心に自分がいることが、どれだけ奇跡的なことか。胸にじんわりと染み込んできます。願わくば、二人に幸が訪れんことを。
――MiyaKen様(Twitterでの感想)

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「Hello,Hello and Hello」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

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    黎明卿(禍腐渦狂紳士タッキー)
    2018年08月17日
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    まりも
    2018年03月11日
    65人がナイス!しています
  • 「初めまして」なのに何故か自分の事を知っている不思議な少女とどこにも存在しない約束を重ねていく。彼女の「初めまして」に込められた想いとは。面白い構成で楽しませてくれた作品。段々と明かされていく真実に胸 「初めまして」なのに何故か自分の事を知っている不思議な少女とどこにも存在しない約束を重ねていく。彼女の「初めまして」に込められた想いとは。面白い構成で楽しませてくれた作品。段々と明かされていく真実に胸が締めつけられます。ラストにはなるほど、こうきたか、と。これで幸せだったのだろうか、と少し思ったけれど最後に彼女が残した言葉が答えなのかなと。素敵なお話でした。ユキはちょっと自分勝手で意地悪だけどそんなところすら愛しく思えます。ぶーたさんのイラストともマッチしてより可愛くなってます。面白かったです♪ …続きを読む
    もも
    2018年03月17日
    59人がナイス!しています

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