大宅壮一のことば 「一億総白痴化」を予言した男

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2017年03月02日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
224
ISBN:
9784046018953

大宅壮一のことば 「一億総白痴化」を予言した男

  • 編著 大宅 映子
  • 著者 大宅 壮一
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2017年03月02日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
224
ISBN:
9784046018953

マスコミ界伝説のご意見番が復活!堕落した日本のジャーナリズムを斬る

●戦前、戦後と昭和を駆け抜けたジャーナリスト・大宅壮一だが、現在は「大宅壮一ノンフィクション賞」「大宅文庫」でしか名前を聞いたことがない世代が多くなり、実際の足跡、業績は知らない人が大半である。権力に阿ることが見受けられる昨今のマスコミ界に、もし彼が存命なら何と論評したか。無思想を標榜しながら時代の表層を斬り、その深部にあるものを抉り出した希代の表現者の評論をセレクト、年代順に選び昭和の世相を振り返る。政治家や官僚の汚職や不正、大衆の飽くなき欲望など、来るべき未来を予見し、時代が移っても人の営みの本質は変わらないことを衝いた名コラムを、現代にも通じる視点で娘の大宅映子氏が解説、寸評する。「一億総白痴化時代」など強烈なコピーを、その前後の文脈をきちんと紹介することで、褪せぬ魅力を伝える。気骨のジャーナリストが少なくなったいま、「再び、出でよ!大宅壮一」をメッセージとする。
●大宅映子氏は常々、自分の意見を持たず、大勢に流される日本人を批判してきた。彼女がコメンテーターとして出演する「サンデーモーニング」(毎週日曜日朝8時~)は、リベラル派の論客が集う高視聴率報道番組だが、その中で唯一周囲に同調せず、例え番組全体を形成する主旨と異なっても、己の考えを毅然と述べ、ネットでも話題になる。自らの職業を評論家と名乗る大宅氏は、戦後マスコミ界の巨人・大宅壮一を父に持ち、この偉大なジャーナリストの血を受け継ぐ。大宅氏は戦前のように全体主義に陥る危険性を持つ日本人へ常々警告する。嘗ての日本の軍国主義者やヒトラー、スターリン、最近なら米国共和党のドナルド・トランプらポピュリズム(人々の不安や恐れを利用する政治手法=大衆主義、人民主義)を武器にした権力者と対峙するには、普段から意思を貫くことが大事であるとアドバイス。現在、マスコミでの大宅氏の主戦場は、「土曜朝イチエンタ。堀尾正明+PLUS!」(TBSラジオ、毎週土曜日朝6時~)で担当するコーナー「大宅映子の辛口コラム」(7時半過ぎ~)。ここでは大宅氏が様々なニュースを縦横無尽に論評。
●戦前、戦後と昭和を駆け抜けたジャーナリスト・大宅壮一だが、現在は「大宅壮一ノンフィクション賞」「大宅文庫」でしか名前を聞いたことがない世代が多くなり、実際の足跡、業績は知らない人が大半である。権力に阿ることが見受けられる昨今のマスコミ界に、もし彼が存命なら何と論評したか。無思想を標榜しながら時代の表層を斬り、その深部にあるものを抉り出した希代の表現者の評論をセレクト、年代順に選び昭和の世相を振り返る。政治家や官僚の汚職や不正、大衆の飽くなき欲望など、来るべき未来を予見し、時代が移っても人の営みの本質は変わらないことを衝いた名コラムを、現代にも通じる視点で娘の大宅映子氏が解説、寸評する。「一億総白痴化時代」など強烈なコピーを、その前後の文脈をきちんと紹介することで、褪せぬ魅力を伝える。気骨のジャーナリストが少なくなったいま、「再び、出でよ!大宅壮一」をメッセージとする。
●大宅映子氏は常々、自分の意見を持たず、大勢に流される日本人を批判してきた。彼女がコメンテーターとして出演する「サンデーモーニング」(毎週日曜日朝8時~)は、リベラル派の論客が集う高視聴率報道番組だが、その中で唯一周囲に同調せず、例え番組全体を形成する主旨と異なっても、己の考えを毅然と述べ、ネットでも話題になる。自らの職業を評論家と名乗る大宅氏は、戦後マスコミ界の巨人・大宅壮一を父に持ち、この偉大なジャーナリストの血を受け継ぐ。大宅氏は戦前のように全体主義に陥る危険性を持つ日本人へ常々警告する。嘗ての日本の軍国主義者やヒトラー、スターリン、最近なら米国共和党のドナルド・トランプらポピュリズム(人々の不安や恐れを利用する政治手法=大衆主義、人民主義)を武器にした権力者と対峙するには、普段から意思を貫くことが大事であるとアドバイス。現在、マスコミでの大宅氏の主戦場は、「土曜朝イチエンタ。堀尾正明+PLUS!」(TBSラジオ、毎週土曜日朝6時~)で担当するコーナー「大宅映子の辛口コラム」(7時半過ぎ~)。ここでは大宅氏が様々なニュースを縦横無尽に論評。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

「一億総白痴化」「恐妻」「太陽族」「駅弁大学」「太陽族」「家庭争議」「ジャリタレ革命」「口コミ」「男の顔は履歴書である」等、優れた造語で戦後の世相を炙り出した。今も褪せない傑作コピーの数々をキーワードとして各章のタイトルに絡め、大宅映子が現代の視点から解説。

「大宅壮一のことば 「一億総白痴化」を予言した男」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • これからの世の中を予言したような言葉の数々。かなり当たっている。政治は、天下りや失言や議会での乱闘などをずっと繰り返していたようで今と全く変わってないのには、本当に驚いてしまった。 これからの世の中を予言したような言葉の数々。かなり当たっている。政治は、天下りや失言や議会での乱闘などをずっと繰り返していたようで今と全く変わってないのには、本当に驚いてしまった。
    元気伊勢子
    2021年05月17日
    8人がナイス!しています
  • 分かったことは、50~60年たってもあまり変わらないこと。時代はちょうどサザエさんの漫画と同じくらい。だから、いろいろと書かれている人がみんな知らない人ばかり。かろうじてわかるのは川端康成や、三島由紀夫あ 分かったことは、50~60年たってもあまり変わらないこと。時代はちょうどサザエさんの漫画と同じくらい。だから、いろいろと書かれている人がみんな知らない人ばかり。かろうじてわかるのは川端康成や、三島由紀夫あたり。ひと昔前の評論を読むのも、今を客観的に見ることができそうでいいかもしれない。 …続きを読む
    はやぶさ
    2021年11月28日
    5人がナイス!しています
  •  今から50年、60年前の言葉とは、思えない。今でも、そのまま通用する。社会評論家大宅壮一氏の言葉を集めたもの。現代日本の世相、政治への痛烈な批判。  今から50年、60年前の言葉とは、思えない。今でも、そのまま通用する。社会評論家大宅壮一氏の言葉を集めたもの。現代日本の世相、政治への痛烈な批判。
    tecchan
    2021年04月24日
    1人がナイス!しています

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