敗者の古代史

敗者の古代史

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2013年06月21日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
272
ISBN:
9784806147909

敗者の古代史

  • 著者 森 浩一
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2013年06月21日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
272
ISBN:
9784806147909

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「敗者の古代史」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 敗者と勝者、そして「勝者が歴史を塗りかえる」という言葉があるが、勿論敗者にも敗者の歴史がある。一般的には勝者ばかりスポットが当たるせいか、あまり明らかにされなかった敗者側の真実がここに語られている。古 敗者と勝者、そして「勝者が歴史を塗りかえる」という言葉があるが、勿論敗者にも敗者の歴史がある。一般的には勝者ばかりスポットが当たるせいか、あまり明らかにされなかった敗者側の真実がここに語られている。古代史なので記紀の内容を知っている方が話が分かり易いし、敗者だけにあまりお目にかかれない歴史上の人物もいるので、読むと興味深い&時間を忘れて読んでしまう。読みやすさに関しても1章1章ごとに分かれているので読みやすいかな。。大好きな森先生が書かれた本。 …続きを読む
    レアル
    2014年12月01日
    76人がナイス!しています
  • 正史の上で敗者は損をする。敗者は悪人のような印象が与えられ、それが真実と錯覚する。書かれた文字の裏を読み解き、敗者の損を見つけて勝者の驕りに気付きたいと著者は訴える。タケハニヤス王、八十梟帥、両面宿儺 正史の上で敗者は損をする。敗者は悪人のような印象が与えられ、それが真実と錯覚する。書かれた文字の裏を読み解き、敗者の損を見つけて勝者の驕りに気付きたいと著者は訴える。タケハニヤス王、八十梟帥、両面宿儺、磐井や忍熊王など、地域から歴史を見直す「地域学」の考えや、外山茶臼山古墳と饒速日、鶯塚と狭穂姫、五色塚と仲哀、藤ノ木と崇峻など古墳の被葬者にも踏み込む。漢風諡号で最高の褒め言葉を与えられた「孝徳」天皇に対し、中大兄皇子はボロカス。ちなみに和束の猪が積まれた肉屋は、現在も猪の皮が物干竿に大量に干され、健在だ。 …続きを読む
    謙信公
    2021年11月10日
    19人がナイス!しています
  • 森さんはたんなるバリバリの物証派考古学者ではなく、記紀をはじめとする文献もとてつもない深さで読み込んでいる。東遷が2度あった(それぞれが饒速日(ニギハヤヒ)と神功皇后の逸話に相当)とか、もともと九州出 森さんはたんなるバリバリの物証派考古学者ではなく、記紀をはじめとする文献もとてつもない深さで読み込んでいる。東遷が2度あった(それぞれが饒速日(ニギハヤヒ)と神功皇后の逸話に相当)とか、もともと九州出身の物部本家に磐井討伐をさせた、という解釈にはかなりの説得力がある。 …続きを読む
    月をみるもの
    2019年01月26日
    14人がナイス!しています

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