乱暴と待機

乱暴と待機

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2010年08月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ISBN:
9784840134996
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乱暴と待機

  • 著者 本谷 有希子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2010年08月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ISBN:
9784840134996

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「乱暴と待機」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 演劇的な小説であるとは言える。そして、一応は実験的な小説であるとも。しかし、当初の思い付きから小説を起筆し、その後の展開を登場人物たちの恣意性に任せたために、構想力の欠如という結果に終わってしまった感 演劇的な小説であるとは言える。そして、一応は実験的な小説であるとも。しかし、当初の思い付きから小説を起筆し、その後の展開を登場人物たちの恣意性に任せたために、構想力の欠如という結果に終わってしまった感は否めない。すなわち、小説としてのリアリティの破綻とはいわないまでも、少なくても共感性を放棄することにはなっただろう。私の評価では、これまでに読んだ(とはいっても、まだ5冊目に過ぎないのだが)本谷有希子氏の小説中では最も低いランキングとせざるを得ない。 …続きを読む
    ヴェネツィア
    2018年06月10日
    323人がナイス!しています
  • 英則と奈々瀬のどうしようも無い関係。支配する側とされる側、復讐する側とされる側。監視、束縛、異様でいびつな関係がふたりにとっては不可欠な状態。本谷さんしかきっと書けない狂気な世界。強引にいつも引き込ま 英則と奈々瀬のどうしようも無い関係。支配する側とされる側、復讐する側とされる側。監視、束縛、異様でいびつな関係がふたりにとっては不可欠な状態。本谷さんしかきっと書けない狂気な世界。強引にいつも引き込まれてしまう。 …続きを読む
    ゴンゾウ@新潮部
    2016年12月24日
    104人がナイス!しています
  • 何、この展開!? 登場人物は少ないけど、全員どこかおかしい! それなりの世間的対応は出来るんだろうけど、それぞれの思考や言動にイライラさせられっぱなしでした。 でも率直に面白かったですね!本谷有希子さん 何、この展開!? 登場人物は少ないけど、全員どこかおかしい! それなりの世間的対応は出来るんだろうけど、それぞれの思考や言動にイライラさせられっぱなしでした。 でも率直に面白かったですね!本谷有希子さん、ずっと読みたくて積んでいたんですが、ガッツリ合いそうです。 小ネタが所々にちりばめられていて、初読みの作家さんに対する妙な構えがすぐになくなりました。英則の変態っぽい行動も、奈々瀬の相手の気持ちを想像する癖も、ホントは純粋ってところからきてるのかもしれませんね♪ …続きを読む
    Shinji
    2016年01月27日
    99人がナイス!しています

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