ロゴスの名はロゴス

ロゴスの名はロゴス

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1999年01月15日
判型:
その他
商品形態:
単行本
ISBN:
9784889916225

ロゴスの名はロゴス

  • 著者 呉 智英
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1999年01月15日
判型:
その他
商品形態:
単行本
ISBN:
9784889916225

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「ロゴスの名はロゴス」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 言葉の誤用をあげつらう本。大義名分として「ロゴス(言葉)はロゴス(論理) に他ならぬ」を掲げての書名なのだが、ここでいう論理とは歴史的仮名遣いや旧漢字の合理性とか「茶とteaとチャイは同根」的な語源への注目と 言葉の誤用をあげつらう本。大義名分として「ロゴス(言葉)はロゴス(論理) に他ならぬ」を掲げての書名なのだが、ここでいう論理とは歴史的仮名遣いや旧漢字の合理性とか「茶とteaとチャイは同根」的な語源への注目とか、所詮その程度。バラバラに暗記するよりフックを多くした方がおぼえやすいよ、というに過ぎない。「就職ジャーナル」連載だから、読み手代表は「明治大学経済学部」的坊ちゃんや「青山大学英文科」的お嬢ちゃんであり、これに対して私大文系最高峰早稲田大学卒の呉が教えを垂れる構図。就職試験対策も兼ねているのだろう。 …続きを読む
    猫丸
    2020年05月22日
    11人がナイス!しています
  • 呉智英を初めて読んだのは、13歳の時であった。それから早くも20年の歳月を経てしまった。久しぶりに手にした呉の知的エッセイ集は中野豪のおかしなイラストとあいまって、とても読みやすくためにもなるのだった。と 呉智英を初めて読んだのは、13歳の時であった。それから早くも20年の歳月を経てしまった。久しぶりに手にした呉の知的エッセイ集は中野豪のおかしなイラストとあいまって、とても読みやすくためにもなるのだった。とくに日本短歌界の堕落ぶりが印象的である(pp207-210)。 …続きを読む
    さえきかずひこ
    2014年04月30日
    5人がナイス!しています
  • 「『朕が百僚有司の励精、朕が一億衆庶の奉公、各々最善を尽せるに拘わらず戦局必ずしも好転せず…』……と言っているのは、もちろん『朕』なのだから天皇であり、これは一九四五年八月の終戦詔書である。英米の横暴に 「『朕が百僚有司の励精、朕が一億衆庶の奉公、各々最善を尽せるに拘わらず戦局必ずしも好転せず…』……と言っているのは、もちろん『朕』なのだから天皇であり、これは一九四五年八月の終戦詔書である。英米の横暴に抗すべく開始した大東亜戦争の敗北を認める詔書に、英語直訳表現(最善を尽くす)が使われているのも、何か皮肉である。」(「鍵」に当たるのがアメリカ人、「鍵」に乗るのが日本人) …続きを読む
    ダイキ
    2023年02月12日
    3人がナイス!しています

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