「木骨記」感想・レビュー
-
杉田玄白・前田良沢・中川淳庵たちの罪人の腑分け(解剖)により「ターヘル・アナトミア」を翻訳した「解体新書」1774年刊は知られているが、僅か18年後の1792年に造られた、木造の人体骨格「身幹儀」につい …続きを読む2013年01月02日62人がナイス!しています
-
木骨とは木製の人体骨格模型の事。江戸時代『解体新書』発刊後も、穢れると医学者とて、骨の所持が許されなかったとは!人体の仕組み、真理の探求こそが医学の向上に繋がると自分の信念を曲げずに木骨の製作に生涯を …続きを読む2014年05月26日56人がナイス!しています
-
広島の町医者、星野良悦。「解体新書」を目にすることも、蘭学を学ぶ機会もない彼が、治療のためにと木骨標本作りに取り組む。穢れを忌む時代とは言え、遺骨を所持することが許されなかったとは知らなかった。何の手立 …続きを読む2014年05月16日32人がナイス!しています