中世都市十三湊と安藤氏

中世都市十三湊と安藤氏

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
1994年12月21日
判型:
その他
商品形態:
単行本
ISBN:
9784404021519

中世都市十三湊と安藤氏

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
1994年12月21日
判型:
その他
商品形態:
単行本
ISBN:
9784404021519

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「中世都市十三湊と安藤氏」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 蝦夷や北奥の歴史などを読んでいると、度々出てくる、「十三湊」。「夷船京船群集」と言われるほどの日本海海運の中心地とされているが、実態は考古学的にも文献史学的にも「幻の」であったらしい。そこに本格的な調 蝦夷や北奥の歴史などを読んでいると、度々出てくる、「十三湊」。「夷船京船群集」と言われるほどの日本海海運の中心地とされているが、実態は考古学的にも文献史学的にも「幻の」であったらしい。そこに本格的な調査が入った。街の中心の大土塁や中軸道路、「日ノ本将軍」安藤氏の居館と考えられるものも出た。まだまだ緒に就いたばかりの段階のものなので、これが博多と並ぶ一大国際都市だったのか、ターミナルの一つに過ぎないのかはこれからのよう…。ただ、中世都市としては、安藤氏の蝦夷逃亡や湊の土砂堆積で衰退したと言いうのは残念。 …続きを読む
    moonanddai
    2024年06月06日
    10人がナイス!しています
  • 1993年開催のシンポジウム「遺跡にさぐる北日本」の発表報告などを1冊にまとめたもの。最近東アジアという括りで日本の歴史を眺める機会が個人的に増えたので「日本列島は一般のイメージよりももっと海の香りのする 1993年開催のシンポジウム「遺跡にさぐる北日本」の発表報告などを1冊にまとめたもの。最近東アジアという括りで日本の歴史を眺める機会が個人的に増えたので「日本列島は一般のイメージよりももっと海の香りのする世界」という表現に共感する。「西の博多、東の十三湊」はやや言い過ぎの感もあるが、それでも大陸との関係ではむしろ最先端であり、だが日本というまとまりで見ると「辺境」である北日本に注目すると、結構風景が違って見えるのでそこが面白い。ただ何分古い本なのでこれをきっかけにもうちょっと新しい知見に触れたいところ。 …続きを読む
    きさらぎ
    2017年01月31日
    5人がナイス!しています

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