歌集 水谺 角川平成歌人双書

歌集 水谺 角川平成歌人双書

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2012年09月21日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
216
ISBN:
9784046524423

歌集 水谺 角川平成歌人双書

  • 著者 三本松 幸紀
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2012年09月21日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
216
ISBN:
9784046524423

石清水したたり落ちて寂寞のひびきともなひ谷にこだます

水がしたたる音が響くように、亡き人の影、叶わざる夢、過ぎし日々のことが呼び起こされる。哀しみの洞から生まれた言葉たちは寄り集まり、これからを照らす光となっていく。自身の内面を見つめた第3歌集。 水がしたたる音が響くように、亡き人の影、叶わざる夢、過ぎし日々のことが呼び起こされる。哀しみの洞から生まれた言葉たちは寄り集まり、これからを照らす光となっていく。自身の内面を見つめた第3歌集。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「歌集 水谺 角川平成歌人双書」感想・レビュー
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  • 古風なところはあるが、美しい歌集だった。『水谺』という詩的な題や青を基調にした装丁からして美しい。悲哀をテーマにした歌の多い歌集であり、生の哀しみがこの歌集のテーマだと思う。震災のことを歌った冒頭の悲 古風なところはあるが、美しい歌集だった。『水谺』という詩的な題や青を基調にした装丁からして美しい。悲哀をテーマにした歌の多い歌集であり、生の哀しみがこの歌集のテーマだと思う。震災のことを歌った冒頭の悲痛な歌の調べが、結末で続く。読んでいると心が沈んでくるのは否定できないが、哀しみを中心に据えたのは正解だ。いろいろな問題が山積した現在の日本で暮らしていれば、哀しみという感情は一番親しいものではないだろうか。お気に入りの一首をご紹介。「つひにわれ知るにいたらずいまにして頬杖をつきし母のかなしみ」 …続きを読む
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