河野裕子読本 角川『短歌』ベストセレクション

河野裕子読本 角川『短歌』ベストセレクション

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2011年07月22日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
316
ISBN:
9784046214171

河野裕子読本 角川『短歌』ベストセレクション

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2011年07月22日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
316
ISBN:
9784046214171

歌壇デビューとなった角川短歌賞受賞から死の直前までの足跡を辿る!

家族への愛を死の直前まで歌い続けた歌人・河野裕子が、生前主要舞台の一つとした角川『短歌』に残した歌と文章、特集、撮り下ろし写真を厳選して採録。夫の永田和宏、子・永田淳、紅による家族座談会も新規掲載。 家族への愛を死の直前まで歌い続けた歌人・河野裕子が、生前主要舞台の一つとした角川『短歌』に残した歌と文章、特集、撮り下ろし写真を厳選して採録。夫の永田和宏、子・永田淳、紅による家族座談会も新規掲載。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「河野裕子読本 角川『短歌』ベストセレクション」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 【たとへば君 ガサッと落葉すくふやうに私をさらつて行ってはくれぬか(『森のやうに獣のやうに』)】家族への愛を死の直前まで歌い続けた歌人・河野裕子が、角川『短歌』に残した歌と文章、撮り下ろし写真を採録。 【たとへば君 ガサッと落葉すくふやうに私をさらつて行ってはくれぬか(『森のやうに獣のやうに』)】家族への愛を死の直前まで歌い続けた歌人・河野裕子が、角川『短歌』に残した歌と文章、撮り下ろし写真を採録。夫と子どもによる鼎談、略年譜も収録。「病気して何かが狂ひ始めたり狂はぬやうに体調整ふ」「人間は自分に退屈するものだ私は面くらふあなたの言葉に」(『春へ』)「とかげのやうに灼けつく壁に貼りつき手てふるへてをりぬひとを憎みて」(『桜森』)「書くことは消すことなれば体力のありさうな大きな消しゴム選ぶ」(『体力』)⇒ …続きを読む
    ネギっ子gen
    2023年02月07日
    42人がナイス!しています
  • 事実だけで面白い。作者の感想はいりません・一首必要なときは十首つくる・歌は20点か120点を心がけること・事実につきすぎると事実からずれてしまう・歌は意味から作るのではなくて言葉から作るのです・言葉の引き 事実だけで面白い。作者の感想はいりません・一首必要なときは十首つくる・歌は20点か120点を心がけること・事実につきすぎると事実からずれてしまう・歌は意味から作るのではなくて言葉から作るのです・言葉の引き出しをたくさん持つ・最初に感じたものを思いきって自分の感覚で・歌集は買って読む・分からん歌は分からんと言えばよろし・残りの四分くらいを詩型が代弁してくれる・歌を作っている自分に自信を持ってくださいね・感動と表現の出来はたいてい反比例します・模倣されることを、誇りと思えるかどうか・欠詠してはいけません …続きを読む
    太田青磁
    2015年05月13日
    19人がナイス!しています
  • 読書メーターで「しんしんとひとすぢ続く蝉のこゑ産みたる後の薄明に聴こゆ」が紹介されているのを見て,図書館で借りた.写真,河野の短歌・エッセイ・評論・語録に加え,河野裕子論,家族による座談会,年譜からな 読書メーターで「しんしんとひとすぢ続く蝉のこゑ産みたる後の薄明に聴こゆ」が紹介されているのを見て,図書館で借りた.写真,河野の短歌・エッセイ・評論・語録に加え,河野裕子論,家族による座談会,年譜からなる.特集雑誌のような作りの本.河野以外の手によるものは,引用されている歌以外は流し読み.短歌以外では,「エッセイ」2篇が良かった.母親のために特別に作った歌集の話と飼い猫の話と.巻末座談会の「飼い猫誘拐事件」の顛末も愉快.本当に猫好きだったんですね.→ …続きを読む
    棕櫚木庵
    2021年07月16日
    18人がナイス!しています

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