ザ・ウォーカー

ザ・ウォーカー

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2010年05月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784042982074
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ザ・ウォーカー

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2010年05月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784042982074

世界はすべてを失った。たった一冊の本を残して--

過去の文明を知る男は、その本の意味を知っていた。一人はそれを守り続け、一人はそれを探し続ける。この世の未来を取り戻す鍵となる「本」は誰の手に? 過去の文明を知る男は、その本の意味を知っていた。一人はそれを守り続け、一人はそれを探し続ける。この世の未来を取り戻す鍵となる「本」は誰の手に?

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「ザ・ウォーカー」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 映画の方を観たので、流し読みで。というか、初読みだと思っていたら再読であった。前回の事は全然、覚えていないのだけど。今回は(映画)「昔は捨てられていたものが、今は貴重品~」という場面が心に残りました。 映画の方を観たので、流し読みで。というか、初読みだと思っていたら再読であった。前回の事は全然、覚えていないのだけど。今回は(映画)「昔は捨てられていたものが、今は貴重品~」という場面が心に残りました。無意識に雑に使い捨てているものの価値を見直したいと思います。映画を観るとエンゼル・ワシントンがかっこよすぎて、聖書を読んでみたくなる。というか、あんな分厚い本を抱えて旅をするなんて、読書家の夢ではありませんか! そして文字、本そのものよりも言葉の力の方が大事と。精読の大切さを痛感しました。 …続きを読む
    市太郎
    2021年06月27日
    29人がナイス!しています
  • 放浪者の歩みと思い、荒廃した世界に「本当に大切なものは何か」と言うことが問いかけられた作品。昔は気にも留めないおしぼりやシャンプーなどの消費物に喜ぶ姿など、そこに込められた皮肉と哀切さで身に詰まされる 放浪者の歩みと思い、荒廃した世界に「本当に大切なものは何か」と言うことが問いかけられた作品。昔は気にも留めないおしぼりやシャンプーなどの消費物に喜ぶ姿など、そこに込められた皮肉と哀切さで身に詰まされる場面も多々、ありました。あの「本」がまさか、そんな使われ方のために求められていたとは思いもよらなかったです。この本を読んでなぜか「華氏451度」、「キノの旅」を思い出しました。良作です。 …続きを読む
    藤月はな(灯れ松明の火)
    2011年09月08日
    16人がナイス!しています
  • 映画は公開初日に観てきました。荒廃した世界で、30年間ただ本を運ぶためだけに歩き続ける男の物語。最後のひねりが本当かどうか分からなかったので、確認するつもりで読んでみた。映画でも、主人公の驚きの設定を 映画は公開初日に観てきました。荒廃した世界で、30年間ただ本を運ぶためだけに歩き続ける男の物語。最後のひねりが本当かどうか分からなかったので、確認するつもりで読んでみた。映画でも、主人公の驚きの設定を推測するための伏線っぽいものはあったけれど、やっぱり矛盾点がでてくるので、雰囲気だけ醸し出して断定はされない描かれ方になったらしい。なるほど。それにしても、世紀末ものは暗い…。「本」の正体は重要じゃない。信じる者は救われるかどうか。本を捨てて道を進んだ者と、本を得て街に戻った者との対比が少し皮肉。 …続きを読む
    空崎紅茶美術館
    2010年07月23日
    11人がナイス!しています

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