• 狸の親子が人間に化けて、お客として来たり、ちんちんの忘れ物があったり、ファンタジーっぽい話がおもしろい。「敗者の町」「忘れもの」など切ない話も……。巻末の作者のもりもとさんと近世文学研究者の木越さんとの 狸の親子が人間に化けて、お客として来たり、ちんちんの忘れ物があったり、ファンタジーっぽい話がおもしろい。「敗者の町」「忘れもの」など切ない話も……。巻末の作者のもりもとさんと近世文学研究者の木越さんとの対談にもあったように、ささらが主役になって来ている感じ。 …続きを読む
  アキ・ラメーテ＠家捨亭半為飯

  2015年09月08日
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• 大阪・郭噺の中編です。相変わらず毒舌で阿漕な乱暴者の和泉姐さんに禿のさらさは振り回されっぱなし。結婚や心中を迫られ、正体不明の金持ち、妊娠騒動も持ち上がる…色と欲の渦巻く大阪新町の郭を舞台に元禄文化を 大阪・郭噺の中編です。相変わらず毒舌で阿漕な乱暴者の和泉姐さんに禿のさらさは振り回されっぱなし。結婚や心中を迫られ、正体不明の金持ち、妊娠騒動も持ち上がる…色と欲の渦巻く大阪新町の郭を舞台に元禄文化を謳歌する人間たちのドラマ、いよいよ佳境です。上巻で書き忘れました「第八回・手塚治虫文化賞」受賞作品です。 …続きを読む
  ぶんぶん

  2014年04月12日
  9人がナイス！しています
• 元々は時代劇漫画雑誌で連載されてたそうで、おじさん読者を対象にしてるだけあって、性愛描写もストレートなのですが、むしろ和泉の、金に汚く、したたかで、それが嫌みにならない奔放さを描きだす味付けとして、よ 元々は時代劇漫画雑誌で連載されてたそうで、おじさん読者を対象にしてるだけあって、性愛描写もストレートなのですが、むしろ和泉の、金に汚く、したたかで、それが嫌みにならない奔放さを描きだす味付けとして、よい方向に働いています。中巻では、「敗者の町」がよかったです。大坂の陣で焼き尽くされてから６０年ほど後が舞台の本作では、その当時をリアルに覚えている人もいて、それでも大坂の町は「天下の台所」として活気づいている。高度経済成長やバブルの頃を彷彿とさせる辺りも面白かったです。 …続きを読む
  MURAMASA

  2010年01月17日
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