人間文化研究機構 連携展示 百鬼夜行の世界

人間文化研究機構 連携展示 百鬼夜行の世界

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2009年09月07日
判型:
B5判
商品形態:
単行本
ページ数:
128
ISBN:
9784046214676

もののけ・妖怪好き必携! 垂涎の百鬼夜行絵巻がこの1冊に集結。

怪異のものたちが列をなし練り歩く様子を描いた百鬼夜行絵巻。有名な真珠庵本、初公開の絵巻まで、可愛くてくすりと笑える妖怪たちが満載。文芸と百鬼夜行とのつながりもわかる、画期的なビジュアルブック。 怪異のものたちが列をなし練り歩く様子を描いた百鬼夜行絵巻。有名な真珠庵本、初公開の絵巻まで、可愛くてくすりと笑える妖怪たちが満載。文芸と百鬼夜行とのつながりもわかる、画期的なビジュアルブック。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「人間文化研究機構 連携展示 百鬼夜行の世界」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 人間文化研究機構が国立民族学博物館、国際日本文化研究センター、国文学研究資料館と連携し、百鬼夜行を集大成した企画。これらの研究機関に属する第1級の研究者たちが参加しているだけに、本書は現在のところ望み 人間文化研究機構が国立民族学博物館、国際日本文化研究センター、国文学研究資料館と連携し、百鬼夜行を集大成した企画。これらの研究機関に属する第1級の研究者たちが参加しているだけに、本書は現在のところ望み得る百鬼夜行研究の先端に位置しそうだ。こうしてあらためて百鬼夜行図を並べられているのを見て思うのは、これら異形のモノたちはけっして怖くはないということだ。むしろユーモラスでさえあるところに最大の特徴があるのではないだろうか。すなわち、異界のモノたちと人間世界とは真っ向から対立するものではなく、長い間⇒ …続きを読む
    ヴェネツィア
    2024年06月28日
    270人がナイス!しています
  • 図書館の企画コーナーの展示本を拝借。百鬼夜行絵巻には様々なバージョンが存在しており、代表的な8巻を比較しつつ鑑賞できる。版毎に妖怪の順序が変わったり、独自の妖怪を追加していたりと面白い。源流とされる「 図書館の企画コーナーの展示本を拝借。百鬼夜行絵巻には様々なバージョンが存在しており、代表的な8巻を比較しつつ鑑賞できる。版毎に妖怪の順序が変わったり、独自の妖怪を追加していたりと面白い。源流とされる「真珠庵本」は室町時代の成立で、作者は土佐光信という人らしい。また、百鬼夜行にまつわる伝承や説話を、平安時代の物語集まで溯って考察。古い道具、動物、食べ物、架空の存在等、あらゆるものがユーモアたっぷりにキャラクタライズされている。妖怪といえば鬼太郎だが、むしろアンパンマンにつながるものを感じた。 …続きを読む
    Kawai Hideki
    2013年08月10日
    14人がナイス!しています
  • 2010年展示の図録。観たかった本物。こんなまとめて見られる時ないべ。東京いたのにバカ〜読んでると、電気グルーヴのモノノケダンスのMVが脳内再生され、久々みてみたら、最後がちゃんと夜が明けて終幕なのね。当時 2010年展示の図録。観たかった本物。こんなまとめて見られる時ないべ。東京いたのにバカ〜読んでると、電気グルーヴのモノノケダンスのMVが脳内再生され、久々みてみたら、最後がちゃんと夜が明けて終幕なのね。当時からハイセンスと思っていたが…百鬼夜行の絵巻も終わりが「朝日(大きい火の玉)」や「ニワトリ」とかで終わるって。室町〜時代を超えて幕末の風刺画風へと趣を変えつつも、時代を超えて人は妖怪を描いた。何故ヒトハモノノケニミセラレルノカ。小野篁とか何者なんだ、鬼灯読んでるから、天パしか浮かばないんだけどw …続きを読む
    a43
    2014年01月19日
    6人がナイス!しています

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