禍記

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2008年09月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
352
ISBN:
9784043465033
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禍記

  • 著者 田中 啓文
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2008年09月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
352
ISBN:
9784043465033

日本の風土に潜む恐怖の真髄を描破した伝奇ホラー短編!

オカルト雑誌の新米編集者・恭子は、伝奇ホラーの大家・待田から「禍記」という古代最古の書物の存在を聞かされる。恭子はその書物にひかれてゆき・・・。民間伝承を題材に歴史の闇に葬られた恐怖を紡いだ連作短編。 オカルト雑誌の新米編集者・恭子は、伝奇ホラーの大家・待田から「禍記」という古代最古の書物の存在を聞かされる。恭子はその書物にひかれてゆき・・・。民間伝承を題材に歴史の闇に葬られた恐怖を紡いだ連作短編。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「禍記」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 田中啓文が描く伝記ホラーだから一筋縄ではないと勘繰る。タブーとされている『禍記』という謎の古書の存在を暴こうとするストーリーを軸に摩訶不思議な話の短編集で構成されている。神話や民間伝承を基に作られ、予想外にエログ 田中啓文が描く伝記ホラーだから一筋縄ではないと勘繰る。タブーとされている『禍記』という謎の古書の存在を暴こうとするストーリーを軸に摩訶不思議な話の短編集で構成されている。神話や民間伝承を基に作られ、予想外にエログロ駄洒落が抑えられていたので身構えて読むが、よくよく考えればバカバカしい設定にやっぱり田中啓文だとほくそ笑む。読み易く、それなりに質の高いホラーで非常に楽しめた。あとがきの著者による伝記モノについての解説は田中色満載。ラスト1行で伝家の宝刀炸裂(笑)☆3.5 …続きを読む
    アメマ
    2016年06月08日
    31人がナイス!しています
  • どの話も面白かったけど一番インパクトがあったのは<怖い目>。読解力が無い為か可奈子はなぜ最後めんやみ島に戻ったのかが分からなかった。 どの話も面白かったけど一番インパクトがあったのは<怖い目>。読解力が無い為か可奈子はなぜ最後めんやみ島に戻ったのかが分からなかった。
    じゅんぢ
    2017年09月05日
    20人がナイス!しています
  • 『禍記』とは有史以前に表から闇へと葬られ、妖怪に堕ちた神々を記す暗黒の古文書。盲目の人間だけが住む島で崇められる「ひゃくめさま」。とある寒村で幸いをもたらすとされ、巨大な蝶の羽を持つ「ミツカイさま」。 『禍記』とは有史以前に表から闇へと葬られ、妖怪に堕ちた神々を記す暗黒の古文書。盲目の人間だけが住む島で崇められる「ひゃくめさま」。とある寒村で幸いをもたらすとされ、巨大な蝶の羽を持つ「ミツカイさま」。収録されているどのエピソードも、封印された異形の彼らに迫る過程は、ひたひたと恐ろしいものが暗闇からやってくるような戦慄を感じます。やがて明らかになるその正体も「ぎょえーっ!」と思わず叫びたくなるほどグロテスクです。なのに読み進めてしまうという、謎の吸引力を持った怪作です。諸星大二郎さんなどが好きな人にぜひ。 …続きを読む
    J7(読メ低浮上中)
    2015年04月18日
    18人がナイス!しています

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