和歌文学の基礎知識

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2006年05月31日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
224
ISBN:
9784047033948
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和歌文学の基礎知識

  • 著者 谷 知子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2006年05月31日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
224
ISBN:
9784047033948

1300年前に生まれ現代に続く、今なお魅惑的な和歌を楽しむための手引

ヤマトタケルから良寛まで、よりすぐりの和歌を楽しみながら、歌の発生、修辞技法や歌の社会的役割、工芸の世界をはじめ日本文化全体におよぶ和歌の影響などを解説。和歌がどんどん身近になる!

〈目次〉
   はじめに

1 和歌の始発

2 長歌・反歌

3 枕詞

4 序詞

5 掛詞

6 縁語

7 挽歌と哀傷歌

8 抒情歌

9 望郷の歌

10 祝賀の歌

11 和歌と風景

12 見立て

13 和歌と絵画

14 和歌と漢詩

15 歌枕

16 題詠

17 歌合

18 贈答歌

19 和歌と物語

20 恋歌

21 和歌とジェンダー

22 帝王の歌

23 敗者の歌

24 花と月の和歌

25 数奇

26 本歌取

27 幽玄・艶

28 和歌と伝承

29 鎌倉と和歌

30 和歌と宗教

31 江戸の和歌

解説(書名・歌人)

引用和歌索引
ヤマトタケルから良寛まで、よりすぐりの和歌を楽しみながら、歌の発生、修辞技法や歌の社会的役割、工芸の世界をはじめ日本文化全体におよぶ和歌の影響などを解説。和歌がどんどん身近になる!

〈目次〉
   はじめに

1 和歌の始発

2 長歌・反歌

3 枕詞

4 序詞

5 掛詞

6 縁語

7 挽歌と哀傷歌

8 抒情歌

9 望郷の歌

10 祝賀の歌

11 和歌と風景

12 見立て

13 和歌と絵画

14 和歌と漢詩

15 歌枕

16 題詠

17 歌合

18 贈答歌

19 和歌と物語

20 恋歌

21 和歌とジェンダー

22 帝王の歌

23 敗者の歌

24 花と月の和歌

25 数奇

26 本歌取

27 幽玄・艶

28 和歌と伝承

29 鎌倉と和歌

30 和歌と宗教

31 江戸の和歌

解説(書名・歌人)

引用和歌索引

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「和歌文学の基礎知識」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 歌は《世界を改変するほどの力》を求められたというが、素戔嗚から伝わる三十一文字も、国見歌も、天皇中心である。皇統を力の拠り所とする世界観なのだ。それゆえ賀歌の詠み手は《みな同じ顔をし、同じ言葉を発し》 歌は《世界を改変するほどの力》を求められたというが、素戔嗚から伝わる三十一文字も、国見歌も、天皇中心である。皇統を力の拠り所とする世界観なのだ。それゆえ賀歌の詠み手は《みな同じ顔をし、同じ言葉を発し》なければならなかった。が、藤原基経の四十の賀で《桜花散りかひ曇れ》と詠み起こし、《老いらくの来むといふなる道紛ふがに》と歌って人々を震撼させた業平がいる。新古今から玉葉へと新しい風景を発見し、美を極めていった叙景歌の流れもある。中心の天皇は脱落したのだろうか。歌が切り開いた地平とは? 知りたい事ばかりだった。 …続きを読む
    夜間飛行
    2021年03月14日
    187人がナイス!しています
  • 「万葉集」等の歌集は勿論「源氏物語」「伊勢物語」等、古典の物語に付物の和歌。その日本文学の神髄・和歌の基礎を31項目に渡って楽しく学ぶ。掛詞、序詞、枕詞、見立て、縁語等のレトリックや歌枕の用い方。絵と歌 「万葉集」等の歌集は勿論「源氏物語」「伊勢物語」等、古典の物語に付物の和歌。その日本文学の神髄・和歌の基礎を31項目に渡って楽しく学ぶ。掛詞、序詞、枕詞、見立て、縁語等のレトリックや歌枕の用い方。絵と歌の関係や漢詩との関わり、歌の種類など、広く知識が得られる。歌合での敗者が拒食症で亡くなると云う後日譚。藤原俊成が確立した幽玄と艶。和泉式部の波乱万丈の生涯を辿った後、「黒髪」を用いた恋歌から、それに触発されて詠んだ定家。更に「黒髪」を詠んだ近代歌人・与謝野晶子。それを「チョコレート翻訳」した俵万智。面白い。 …続きを読む
    書斎六尺
    2017年05月25日
    36人がナイス!しています
  • 和歌(短歌)と言う形式は、短詩形の表現形式の一つである、と、同時に「日本人のモノの受け取り様の変遷」そのものである。「和歌の始発」から始まり「江戸の和歌」に至るまでの、長い発達史を著者選の秀歌と共に紹介 和歌(短歌)と言う形式は、短詩形の表現形式の一つである、と、同時に「日本人のモノの受け取り様の変遷」そのものである。「和歌の始発」から始まり「江戸の和歌」に至るまでの、長い発達史を著者選の秀歌と共に紹介している。形式論とともに「和歌のジェンダー」という古くて新しい議論も取り上げている。ぬこ田は中古では源実朝や後鳥羽上皇という、イメージが壮大な和歌が好きなので、幽玄とか艶とは苦手であったのだが、ふと「尊い」とか「萌える」に置き換えてはどうかと、意味の解らない事を供述している。索引や語句解説が充実してて良い。 …続きを読む
    六点
    2021年09月23日
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