寝ずの番

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2006年02月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
130
ISBN:
9784041863077
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寝ずの番

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2006年02月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
130
ISBN:
9784041863077

中島らもの人情喜劇の傑作が映画化

上方落語界の重鎮、笑満亭橋鶴--今まさに臨終のとき。「師匠、何か心残りは?」と、弟子が聞くと橋鶴の口がもごもごと動いた。「そ、そそが見たい・・・」。果たして、そそ、とはなんのことか? 上方落語界の重鎮、笑満亭橋鶴--今まさに臨終のとき。「師匠、何か心残りは?」と、弟子が聞くと橋鶴の口がもごもごと動いた。「そ、そそが見たい・・・」。果たして、そそ、とはなんのことか?

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「寝ずの番」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 落語家の通夜は騒がしいものだとよく言うが本当にこんな感じなのかな、死をも笑いに変えてしまうのが師匠への弔いで其々気丈に振る舞う姿がなんとも言えない。でも、自分のお葬式で泣かれてるより皆楽しそうにとまで 落語家の通夜は騒がしいものだとよく言うが本当にこんな感じなのかな、死をも笑いに変えてしまうのが師匠への弔いで其々気丈に振る舞う姿がなんとも言えない。でも、自分のお葬式で泣かれてるより皆楽しそうにとまではいかないが、そこまで暗くならない程度でいてくれたら残してきてしまった大切な人への不安もなくなりゆっくりと旅立てそう。 …続きを読む
    まめ@暫くイン率落ちます
    2019年04月23日
    31人がナイス!しています
  • ずいぶん前に映画を見て、死者と一緒に踊りあかすシーンが印象に残っていた。作品を読んでみて、あぁ、やっぱり中島らもさんの世界って面白いなと思う。下ネタのオンパレード、くだらない会話、しかしそのなかになぜ ずいぶん前に映画を見て、死者と一緒に踊りあかすシーンが印象に残っていた。作品を読んでみて、あぁ、やっぱり中島らもさんの世界って面白いなと思う。下ネタのオンパレード、くだらない会話、しかしそのなかになぜか故人への愛が溢れている。人の死は本当にただ悲しいだけなのだろうか。死んでしまった者からすれば、自分を囲んで暗くなっている人々を見るよりも、馬鹿な話でもして明るく振舞ってくれいる方が安心して向こうの世界へ旅立てるのではないかとも思う。読み終えて、あ、そういえばこれは葬式での話だったのか、と気づいた(笑) …続きを読む
    鈴木拓
    2023年10月22日
    20人がナイス!しています
  • 「昨日、師匠が死んだ」、「橋次兄さんが死んだ」、「昨日、志津子ねえさんが死んだ」で始まる「寝ずの番」三話。十数年ぶりに読んだのだが、やっぱりおもしろかった。そして、らもさんすごい、と感心してしまった。 「昨日、師匠が死んだ」、「橋次兄さんが死んだ」、「昨日、志津子ねえさんが死んだ」で始まる「寝ずの番」三話。十数年ぶりに読んだのだが、やっぱりおもしろかった。そして、らもさんすごい、と感心してしまった。何年か後に、また読みたい。その時も笑えて、おもしろいと思えるといいな。小堀純さんの解説にもオチがあって…ふふっと笑い、ちょっとしんみりした気持ちになった。 …続きを読む
    pirokichi
    2023年06月17日
    17人がナイス!しています

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