壜の中の手記

壜の中の手記

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2006年11月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
352
ISBN:
9784042961017
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壜の中の手記

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2006年11月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
352
ISBN:
9784042961017

あらゆるベストテンにランクインした話題のミステリがついに文庫化!

アンブローズ・ビアスの失踪という文学史上最大の謎を題材に不気味なファンタジーを創造し、アメリカ探偵作家クラブ賞を受賞した表題作をはじめ、異色作家の奇想とねじれたユーモアが充ち満ちた傑作集。 アンブローズ・ビアスの失踪という文学史上最大の謎を題材に不気味なファンタジーを創造し、アメリカ探偵作家クラブ賞を受賞した表題作をはじめ、異色作家の奇想とねじれたユーモアが充ち満ちた傑作集。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「壜の中の手記」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • よくもまぁこんなことが思いつくと感心してしまいました。奇想な話を作る天才ですね。序盤のいくつかの短編はあまり好きにはなれませんでしたが、「壜の中の手記」と「ブライトンの怪物」は凄く良かったです。一ヶ月 よくもまぁこんなことが思いつくと感心してしまいました。奇想な話を作る天才ですね。序盤のいくつかの短編はあまり好きにはなれませんでしたが、「壜の中の手記」と「ブライトンの怪物」は凄く良かったです。一ヶ月前に「アウルクリーク橋の出来事/豹の眼」というビアスの短編集を読んだばかりなので、「壜の中の手記」はそのビアスが主人公なので、グッドタイミングでした。どの話もホラー色を薄めにしたラヴクラフトのようにも感じられました。 …続きを読む
    財布にジャック
    2012年07月03日
    70人がナイス!しています
  • 凄い作家の作品を見つけてしまった・・・。表題作はかのビアス失踪を描いてオチも見え見えだけど皮肉屋のビアスが陥落されていく様に笑いが込み上げます。「骨のない人間」の結論に腰を抜かしそうになり、対する「カ 凄い作家の作品を見つけてしまった・・・。表題作はかのビアス失踪を描いてオチも見え見えだけど皮肉屋のビアスが陥落されていく様に笑いが込み上げます。「骨のない人間」の結論に腰を抜かしそうになり、対する「カームジンとハムレットの台本」は最後の結論の方が納得がいきます。「刺繍針」の傲慢な主人公をぎゃふんと言わしめた結末にドS心も満足♪「豚の島の王女」は奇形を主人公にした「瓶詰地獄」(夢野久作)の複数版ともいえる凄い作品でした。恐るべし、ジェラルド・カーシュ!また、私の中で注目すべき作家が登場してしまいました・・・ …続きを読む
    藤月はな(灯れ松明の火)
    2013年04月02日
    50人がナイス!しています
  • 短編のほとんどが伝聞、手記などで、そうした語り口がもともと好みなこともあり楽しく読んだ。「破滅の種子」のジスカ氏が作家と重なり、語り(騙り)の巧みさに唸らされる。占い師に女王になることを予言されるなん 短編のほとんどが伝聞、手記などで、そうした語り口がもともと好みなこともあり楽しく読んだ。「破滅の種子」のジスカ氏が作家と重なり、語り(騙り)の巧みさに唸らされる。占い師に女王になることを予言されるなんて意地悪過ぎる「豚の島の女王」は傑作。 …続きを読む
    安南
    2014年01月21日
    37人がナイス!しています

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